vs香川ファイブアローズ戦 香川にあって、広島になかったモノ | 森シゲトの『死ぬまで大器晩成』なブログ

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広島ドラゴンフライズは2018年になって勝利なし

熊本、香川に連敗し4連敗となった。

香川戦では2戦ともいい形が見せれず

終始追う展開での試合経過になった。

 

■勝利は小豆島から

逆に香川は4連勝。調子が上がってきたのは昨年12月の小豆島の戦いから。

直後の茨城R戦こそ連敗したが、その後は1勝1敗ペースで勝利がつく

そして年末の12/30RZ福岡戦では大番狂わせともいえる首位から勝利をもぎ取る。

その流れが2018年になって増幅されたような戦い。

正直、戦力的にはそれほど大きくはないが、この2戦で感じたのは

終始、お互いにサポートしながらプレーをしていること

これを生み出したのは小豆島の戦いだったかもしれない。

選手やブースター、地元の方と一緒に作った試合。

チームとして「いい試合をしたい」という気持ちから

メンバーの気持ちがひとつに繋がった。そこにお互いを補完する動きが始まる。

誰かを戦犯として担ぎ上げるのではなく、そこをサポートすれば

やりたいバスケットの姿が見えてくる。

RZ福岡戦の勝利で自信をつけたチームは非常にまとまったチームになった。

それに選手にはもしかするとチーム存続に対する危機感もあるかもしれない

観客動員は昨日が651人今日は984人。チームの成績とともに動員も増えればと思う。

 

■必然の歪み

これは言いたくはない言葉だが、現実にその歪みは感じてしまう。

坂田、仲摩らが成長してきた感はあるが、まだ成長過程。

彼らでチームを牽引するという存在にまでは、まだ時間と経験が必要。

少し気がかりなのはベテランに負担が大くかかりすぎているのではないか?

兼任以前よりショット精度が落ちたように感じる

得意なコンビネーションも合わせる時間が限られると減ってくる。

 

また、試合中の戦況判断や対策も現役選手と「経験」を持ったヘッドコーチでは引き出しの数が違う。

体が疲労すると、考える能力も落ちてしまう。

40分コートを見て判断するのと、一部分を切り取って判断する場合

どうしてもその判断は相手の戦術変更の後手をとってしまう

積極的なコチラからの主導的な判断は生まれにくい。

プレーも今までになかった、”一か八か”のようなプレーも目立ってしまう。

これも「なんとかしなきゃ」の気持ちが「焦り」を産んでるように感じてしまう

これもその時は上手く行くかもしれないが継続的な結果には繋がらない。

 

■サポートの気持ち

記憶では広島ドラゴンフライズがBリーグになって4連敗は初めて。

ここで最悪なのはチームがバラバラになってしまうこと。

この2戦。香川に比べて個人プレーが多かったように感じた。

「焦り」が産むのかもしれないが「俺が取り返してやる」そんな意識が強すぎたのかもしれない

そうするとそのワンプレーだけで完結し、全体のプレーが途切れ途切れになる。

結果、チームとしてサポートの意識が薄れる。

誰かが撃ったショットのあと「こぼれるかも」とゴール下に走り込んだり

囲まれたボールホルダーを助ける為、素早く移動してパスコースを作ったり

そういったプレーが少なくなってくる。そうなるとバスケが個人競技になってしまう。

 

正直、香川にはチームのまとまりを感じた。

だから

「誰かが撃ったショットのあと「こぼれるかも」とゴール下に走り込んだり」

「囲まれたボールホルダーを助ける為、素早く移動してパスコースを作ったり」

こういったプレーは随所に見られた。

これが信頼を産み、連携を産む。チームとして機能するようになる。

 

■次節のホームは復活の礎に!

この日のドラゴンフライズのベンチ裏を見ただろうか。

広島からも多くのブースターが訪れていた。

スポナビで見る限り、その声は香川を圧倒していた。

最終クォーターの少しの反撃はそれに報いる為だったと信じたい

そしてそれを次節ではもっと大く出来る。

呉での開催ではあるが、ホームの力で支えることが出来る

なにより2018年のホーム開幕戦でもある。

傷ついた選手達に勇気を与える試合になることを信じたい。

それに勢いをつけるには格好の相手じゃないですか!

首位、ライジングゼファー福岡にもう1つ黒星をつけようじゃありませんか!