:血の系譜 (モリ君死んでる?)
2001年1月3日私は6時に目を覚まし、歯を磨いた。
洗面所の窓から駐車場が見える。
『あった!』歯を磨きながら弟の車を確認した。
ついに弟は投降して我が家へ戻って来た。
怠惰にも私はまたそれから寝た。
正直あの時何故歯を磨いたかは解らない。
6時に起きる気等全くなかった!
次に目覚めたのは11時で、お雑煮を食べ事務所に留守電の確認等行うつもりで三木助のお年玉を持ち、赤のカシミアのセーターにブラックジーンズをはき、ダウンジャケットを羽織り、サンダル履きで自転車で事務所に向かった。
事務所は自転車で5分とかからない。
事務所に留守電が何本が入っていた。
のんびりコーヒーを入れながら再生ボタンを押す。
留守電には2日三木助は寄席に遅れていったらしい。
留守電には浅草演芸ホールの前座から何本から問い合わせの連絡構が入っていた。
私は13時に母に
『そろそろ浅草演芸ホールに行く時間だからモリ君起こして!』
と電話を入れる。
そしてコーヒーを飲もうとした瞬間、電話は鳴った。
『はい三木助でございます』
と言い終わらないうちに母は
『盛夫が死んでる』
と私に告げた。