喜望峰を見て死ね! | 杉山茂樹のブログ

喜望峰を見て死ね!

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ヨハネスブルグの朝焼け。空港に向かいケープタウン行きの飛行機に乗る。

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ケープタウン到着。窓越しにテーブルマウンテンとライオンズヘッドを望む

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We are here.

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We are here.

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I am here.

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逆光に向かって

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ケープタウンのスタジアム(建設中)

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テーブルマウンテンとライオンズヘッド

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テーブルマウンテンからライオンズヘッドとロベン島を望む

南ア対ニュージーランドというなんとも言えないカードをラステンバーグという街で見た。
驚いたのは試合の内容だけではない。
「ロイヤル・バフォーケン」スタジアムのある場所だ。
僕は82年のスペイン大会以来、ワールドカップを7度フルカバーしているが、ここまで田舎に建てられたスタジアムはない。

大草原の中に立てられたスタジアム。一言でいえばそうなる。
周囲に、人家がないわけではないが、大抵がバラックで、電気も通っていそうもないのだ。
来年の6月、ここでワールドカップが開かれることが、にわかには信じがたい。

南アはそこで、弱小ニュージーランドに2-0で勝利したが、内容は決してほめられなかった。サッカーゲームの進め方が、悪すぎるのだ。効率が悪いうえに、見ていて美しくない。

来年の本番で、南アは開催国の特権で第1シードで出場するが、くじ運に恵まれない限り、ベスト16は難しそうな気配だ。他人のことながら大いに心配になる。
「ベスト4」さえ狙えそうにあるエジプトとは、偉い違いだ。

翌朝、ヨハネスブルグから空路でケープタウンへ。

過去にワールドカップを開催した都市の中で、最も治安が悪い都市になりそうなのがヨハネスブルグで、最も田舎な街になりそうなのがラステンブルグだとすれば、ケープタウンは「最高の街」になりそうである。
それどころか、世界最高のサッカータウンと言えるかもしれない。

こんな素晴らしい街を僕は知らない。
一日歩き回っただけで、太鼓判を押したくなる。
皆さんも是非! と言いたくなる。
なんといっても風光明媚。
圧倒的な絶景が眼前に飛び込んでくる。

治安もヨハネスブルグに比べたら数段いい。
ドライバーいわく「日が暮れてから、一人で歩かないこと」だそうだ。
この街を訪ねずして人生を終えるのは、あまりにももったいない。
まさに「喜望峰を見て死ね!」だ。