靖国神社の桜 | ザキーヤのブログ

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日々徒然なるままの雑想を書き綴っております。(^^)

筆者は今日、靖国神社に参拝してきた。
靖国の満開の桜をどうしても見ておきたかったのである。
残念ながら他に用があったため、拝殿の前で手を合わせ、英霊に日本の行く末と家族の健康をお願いし、おみくじを引いたのみで(ちなみに「中吉」であった)、急ぎ英霊の鎮まります御社を後にせねばならなかった。
時間がなく、絵馬を奉納することも、息を呑むほどに美しい満開の桜の撮影もできなかった。orz
桜、桜、桜。
本当に、桜ほど靖国に相応しい花はないと思う。
拝殿に昭和天皇陛下のお歌が置かれていたが、急いでいたとはいえ、きちんとメモしてくればよかったと後悔しきりである。(TT)


春なれや桜を見むと堀のべにわれは来にけり人もきにけり

紅のしだれざくらの大池にかげをうつして春ゆたかなり

                    昭和天皇御製


夕方で、寒風吹く中にも拘らず、大変な人出であった。
筆者は、
「おじいちゃまたち、慌ただしくてごめんなさい。今度はもっとゆっくりいさせてね。また来るからね!」
と心の中でお詫びして、鳥居の前で頭を下げ、次の用事に向かった。
英霊のおじいちゃまたちも、桜を楽しみながら酒盛りしてらっしゃるかもなどと、地下鉄の中でちょっと思ってしまったことである。


最後に、『枕草子』より、まことに麗しく桜の姿を記した個所を引用させていただく。


勾欄のもとに青き瓶の、大きなるをすゑて、桜のいみじうおもしろき枝の五尺ばかりなるを、いと多くさしたれば、勾欄の外(と)まで咲(き)こぼれたる

(勾欄の近くに青磁の大きな瓶を置いて、桜の大変見事に咲いている五尺ほどの枝を一杯挿すと、勾欄の外まで咲きこぼれている)『清涼殿の丑寅の隅の』