父が亡くなり

3回目の夏が来ようとしています。


宮崎へ 昨日日帰りをし

地元紙を読んで口蹄疫の記事の多さと内容にショックを

受けた私ですが・・・


短い滞在時間での中でも

母や妹と

父の思い出話もたくさんしてきました。


そんな話の中で

私の記憶には 無いことなのですが・・・


小さいころの女のこって


きれいなもの、可愛いもの、そして お姫様にすごく

憧れがあるようで


私も たぶんにもれず どうやら その一員だったらしく・・


ある日

父に こういったそうです。


わたし、大きくなったら お姫様になりたい!


そしたら

間髪いれずに

父が


お前は うちのお姫様じゃないか!


そういったらしいのですが


ドレスを着ているわけでもない

お花に囲まれたような生活をしているわけじゃない

そういって ダダをこね

どうやったら お姫様になれるか

しつこく聞いて 父を困らせていたらしいのです。


そのうち  何を言われたんだか

妙に納得して ニコニコ笑っていたんだとか。


ちょうど その現場を母は 見逃したらしく

後で 父に尋ねたらしいのですが


覚えていない と言うだけで 

ほんとに忘れてしまったのだか 

単純に教えてくれないのだか

どうなんだろうね?覚えてる?って話を

してきました。


だ~~か~~ら~~・・・


私 その話 覚えていないんだってば!


遺影の父は

念願のタイ旅行に行ったときの満面の笑みで

こちらを見ています。


もう少し 一緒に居たかった・・・そう ぼそっと

こぼした母と同様 私もその答えを聞きたかったよ、父さん。