朝6:40で羽田を経ち 一路 宮崎へ。


無事に父の3周忌の法事を終え

気になることは 今も終息が見えてこない

口蹄疫のこと。


実家で ふと手にした

宮崎の地元紙。


トップページには

当然 口蹄疫の現状が記事に大きく書かれ

中のページにも あちらこちらに

関係の記事が 載っていました。


こちらの新聞には無いことです。


酪農家の方々や

殺処分に携わらなければいけない方々のの悲痛な声・・・


体を悪くされたご主人が

仕事に復帰するために辛いリハビリに耐え

家に戻ってきたら

手塩にかけた牛たちを

殺処分という現実を突きつけられ

泣きながら 牛たちに謝っていたという・・・


炭酸ガス室に送った

牛たちの叫びにも似た声から

恨めしいうめき声に変わる声を

聞かされる処分に関わる方の心の動揺・・・


この方法しかないのかと

自責の念に駆られる自分を

押し殺して 黙々と仕事に追われる獣医師・・・


処分しなければ いけないのはわかっている。


そうしなければ もっと広がり この瞬間さえ 近隣の酪農家は

終わりの見えない危機に 怯えながら暮らしているから。


でも 牛や豚だけでなく

携わる人たちの心のケアは?


そんなことを思うのは 遠く離れた土地に住む人間の言うこと?


生ぬるいかな。


今も目に焼きついてはなれない、

ニュースで見た 親子の豚。

病に倒れ お乳も出ないのに 吸い付く 仔豚たち。

真っ赤になったおっぱい。

それを見ている 涙も枯れたであろう疲れきった酪農家。


空港にも

募金箱が設置してありました。


ほんのわずかですが

力になればと思い 募金をしてきました。


みんなの善意、無駄にしないでほしい。


16:00

宮崎をあとにしてきました。


大打撃を受けている宮崎での報道との温度差に

少しショックも受けながら・・・。