毎日が ただ通り過ぎてゆく

                 本音でばかりは渡っていけない現実に

                 しょうがないと言い聞かせながら

                 心に積もってゆくばかりの

                 感情を持て余し

                 内面が崩壊しいてゆく

                 もう少し言葉にしてみよう

                 自分を楽にできるのは

                    自分しかいない

                   誰のためでもない

                   自分のための

                   第一歩をふみ出す勇気を

                   今持とう        



                   どういうわけか いつもここに戻ってきてしまう

                   「けっきょくは一人なんだ」という

                   乾ききった感情へ


                   一応はわかっている

                   一人じゃ生きられないことも

                   人とのつながりも

                   その大切さも


                   けれども

                   内なる想いは私だけのもの

                   どんなに語ったって

                   心は軽くなりやしない

                   

                   分ち合ったところで

                   現実は何も変わらない

                   

                   一人歩んでいくしかない


                   その現実に

                   時々押しつぶされそうになる









                   

                   


                 自分の心が あまりに小さくて

                 遠くの人には優しくできて

                 近くの人には余裕がない

                 そんなのだめだと

                 こんなんじゃいけないと

                 わかっているのにできない

                 心の裏と表 

                 薄汚れた偽善の心

                 どろどろとした心の奥底

                 今日も折り合いがつかない



                 

                



                息苦しいのは 空気が足りないせい?

                どうやったら楽になれるの?

                私はパクパク口を空けているだけの魚

                狭い水槽の中で一生を終える

                それしか知らなければよかった

                外の世界なんて知らなければよかった

                ただガラス越しに向こうを見つめるばかり





    

                  坂をあがり切ったその瞬間

                  眼前に広がるのは

                  哀しいほどの青空

                  このまま飛んで行ってしまいたい

                  このまま空に溶け込んで

                  何者でもない透明になりたい

                  






                     自分のために忙しいなら

                     それは幸せ

                     誰かのために忙しいのも

                     たぶん幸せ

                     

                     誰かのせいにして時間がないのは

                     自分のせい

                     笑顔の裏の偽善は

                     底が知れている

                     うわべの輝きには

                     限界がある


                     それでも 

                     偽善の上でやっと立っている者も

                     たくさんいる


                     そして日々は流れ

                     流され

                     何になる?





                    

                     


    m

                    嫉妬の裏の憧れが

                    悔しくて情けなくて

                   

                    自分らしさを見失い

                   

                    そしてまた嫉妬する

                   

                    小さく醜い自分に

                    目をそらすことが


                    一番苦しい





                   

                   

      


                    m




                  まだ あなたのこと 忘れていないみたい

                  ほら あなたと同じ髪型の 見知らぬ人に

                  瞳も心も 釘付け

                

                  ほら あなたに似た横顔の 見知らぬ人に

                  時が止まっている

                

                  あなたに似た存在感の人に

                  涙が出そうになる

                

                  馬鹿みたいだね カッコ悪いね

                

                  色褪せる間もないまま

                  失った恋は

                  時と共にかえって美しく色鮮やかに

                  忘れるどころか

                  強く激しく押し迫ってくる

          

                  どんなに逃げても

                  決して振りほどけやしない


 

                

                

                




               hasu
   

                   何がしたいのか

                   何が好きなのか

                   どうしたいのか

                   それが見えないことが

                   空しく 哀しい

                   自分を信じ

                   今この時を

                   今までの時を

                   必死に生きてきた

                   それは確かなはずなのに

                   何かが見えていない

                   目をそらしている

                   そうささやく声がする

                   足りないのは勇気?根気?閃き?

                   夢見ることは容易い

                   誰かのせいにするのはもっと簡単

                   楽に生きるのも簡単

                   でも 心に嘘はつきたくない

                  





                 f



                           心華やぎ ふわふわと

                           笑顔ふんわり ふわふわと

                           美しく儚い時は ゆるゆると

                           ふり返る間もなく 流れ行く