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パス。

今週は、パス。

明らかな子供

引き続き、花粉でぐだぐだな更新です。ヨーグルトを飲み始めてから
少しやわらぎましたが。


ちなみにタイトルは、ポール・サイモン"The Obvious Child" の和訳歌詞より。
「なぜ、明らかな子供を否定するんだ」
と。

ちげーんだよ。そこは
「ガキで悪いか!」
って訳せよ。っていう話です。

小咄終わり。


さて。落語の話です。
落語には、多くの「難しいフレーズ」が登場します。
覚えるのに四苦八苦しそうな、長い、まるで呪文のようなフレーズ。
(落語家さんはこれを、「言い立て」と言うらしいですが)

有名どころでは、「寿限無」がありますね。

「寿(ことぶき)、限り無し」と書いて、寿限無。

「ジュゲムジュゲムゴコウノスリキレ カイジャリスイギョノスイギョウマツ
ウンギョウマツ フウライマツ クウネルトコロニスムトコロ ヤブラコウジノ
ブラコウジ パイポパイポ パイポノシューリンガン シューリンガンノ
グーリンダイノポンポコピーノポンポコナーのチョウキュウメイの長介」

(覚えてるかどうか書き出してみましたが、「やぶら小路の藪柑子」の
部分を忘れてました。記憶は錆び付くねぇ。)

これだけで、一つの名前であり、いちいちこの名前を皆が呼ぶところが
おかしい。

このお噺自体は、前座話の他愛のないもの、と思われがちですが、
親が子を思う心がにじみでてて、なんとなくいいもんなのであります。


この、「長いやりとりがまだるっこしくてむしろ面白い」という
流れの似た噺に、「たらちね」があります。

八五郎、という主人公が、嫁になる「ちょっと言葉が丁寧すぎる」
相手に、名前を尋ねたところ、
「自らことの姓名は、父は元京都の産にして、姓は安藤名は慶三、
字は五光、母は千代女と申せしが、わが母三十三歳の折、ある夜
丹頂の鶴の夢を見てはらめるが故に、たらちねの胎内を出でし
時は鶴女と申せしが、それは幼名、成長ののちこれを改め
清女と申しはべるなり」。

あるいは、旦那を起こしてご飯の用意が出来たことを知らせるシーンでは、
「ああらわが君、日も東天に出御ませませばお起きになってうがいちょうずを
使い、神前仏前に御灯火(みあかし)を供え、御飯も冷飯に相成り候えば
早くに召し上がってしかるびょう存じ奉る。恐惶謹言」。



上に挙げたお噺の言い回しは、時代や演る師匠によって少しずつ
違うので、特に何が正しい、ということはないのですが。


他に、「もともとは普通の会話なのだが、時代が下るに従ってモノや
言葉が失われたために、今や呪文でしかない」場合、というのもあります。
「時そば」の、そば屋とのやり取りなんかが、それにあたります。

「そば屋さん今夜は冷えるねぇ、どうでぇ景気は?(中略)
何が出来んだい? 花巻にしっぽく、じゃしっぽく熱ぅくしてくんなぃ」


花巻、しっぽく、と言われても、どんな蕎麦かすぐには頭に浮かんで来ない。

この話は江戸時代の噺であり、そば代も十六文、というところに意味があるので、
現代風に「たぬきにきつね」「かきあげにエビ天」と出来ないところがまぁ、
味でもあり、やっかいでもありましょう。

ちなみにですが、今に伝わる「花巻」は、海苔がたくさん入った蕎麦のことで、
「しっぽく」は、蒲鉾や椎茸、卵焼きなんかが乗った具だくさんの蕎麦のこと、
らしいです。
なるほど落語に出てくる、「ちくわこんなに厚ッぺらに切っちまって」の、ちくわは、
この蒲鉾にあたるんですなぁ。

また、江戸っ子とそば屋のやり取りは江戸弁でつっつっと進行するため、そこには
独特のリズムがあり、リズムをくずさないためには話し方から言葉まで丸飲みに
覚えなければならない部分があり、そう考えると「時そば」一つ取っても演じるには
大変だ、ということが分かるわけであります。


言葉のずれ、を扱うため、細かい言い間違いが出来ない。ヘンにトチったり出来ない
噺、というのもあります。「百川」とかですね。

「百川、という料理屋に奉公することになった百兵衛が、若い衆のいる部屋へご用聞き
に行かされる。『主人(しじん)家の抱え人』と言ったところを、『四神剣の掛け合い人』
と取り違えられ、相手は百兵衛を町の大物と思い込み、『具合を飲み込んで欲しい』と
言ってくる。これを『くわいを飲み込んで』と勘違いし、くわいのきんとんを丸飲みに。

あるいは、常磐津の歌女文字(かめもじ)という師匠を呼びに遣らされ、長谷川町まで
来た百兵衛は、名前をど忘れ、鴨池玄林(かもじげんりん)という医者の家に飛び込む。
田舎ナマリで、『河岸の若い方が、今朝(けさ)がけに四、五人き(来)られまして、
先生にちょっくらおいでを願いたい』と頼むが、これを医者が『袈裟懸けに斬られ』と
聞き違え(そりゃ聞き違えるわ)、
『手遅れになるといけないから、焼酎を一升、白布を五・六反、玉子を二十ほど用意
しておくように』と告げる(後略)」


主人家のお抱え人と、四神剣の掛け合い人。
今朝がけに四、五人来られ、と、袈裟懸けに四、五人斬られ。
確かに似ておりますな。

ちなみに、この噺のサゲは、

「抜け作め」
「どのくらい抜けてます」
「みんな抜けてらい」
「か、め、も、じ、と、か、も、じ。いや、みんなじゃねぇ。たった一字だ」


――このオチがあるため、噺家がこの噺で二字以上間違うと、野次が飛びます(嘘)。


最後に、正真正銘の、「言い立て」でまるっと出来上がったお話を。
「蟇(がま)の油」であります。

落語の中に、蟇の油売りの口上が、まるまる入ってきます。
この「言い立て」を綺麗に決めると、お客(キン)から拍手が来るわけです。

口上部分は長いので、他者のサイトを紹介して終わり。

「蟇の油売りの口上」

このお噺。うまくいったことに味をしめた油売りが、その売上の酒でしたたか酔って、
もう一度同じ口上をやろうとするが、酔っているためにろれつが怪しくなって
口上もぐだぐだ、というのがオチになっています。

これを、柳家喬太郎師匠が独演会で演じられた時のお話。

「そんなに大きな規模ではないが、一応、独演会だった。あれ? 三人会だったかな? 
どっちでもいいや。家でなんどかさらって、会に出かけた。出番がきた、高座に上がった。
マクラをふって本題へ。蟇の油売りの口上を始めたが……
お? 途中で止まっちまった。あーぁ、みっともないけど仕方がない、やり直し……
あら、また止まった。えぇいままよ、もう一度……ダメだ同じとこで止まっちまう!
 そんときゃひどかった。キチンと演りたかったけど……開き直って立ち上がり、

『ちょっと待って下さいねお客さん、今すぐ思い出しますからね!』

とかなんとか言いながら、高座の上をグルグルと歩き回って……あぁみっともない」



柳家喬太郎師匠と言えば、スラップスティックな新作落語を数々演じられている方、という
こともあり、その時のお客さんは「失笑で勘弁してくれましたけどね」ということだった
そうであります。

チョン。



しちーた

>イケダカズヤさん

中国嫁日記お勧めですよ。確かに。
月(ゆえ)たそかわいいです。
四コマは、楽しみに待ってるので更新出来る時にゆっくりと!

>カゲシタさん

Anotherは原作読んでアニメ未視聴。でも原作のお話を大半
忘れている、という。
アニメ面白いって話がけっこう出てますね。

三上先生かわいいよ!

また今週も特にない生活。
ダブクロを何回かやりました。

書きたいことはあるんですが書いてる暇ないのでアニメAnotherの感想でも書きましょうか。(原作は未読です)
結果面白かった。
死者の人掘り下げすぎると、完全にわかっちゃうからああいう感じにせざるおえないのかなぁとは思うけど。
ミステリィ、しかも叙述トリックものを映像化ってかなり難しいと思うんだけど、伏線云々あったし、視聴者が注目しないように仕向けてあったように見えたので
そういえば見たことないんですがアクロイド殺しのドラマ版ってどうなってるんでしょうね。
ウィキペディアには「ただし、このトリックはその性質上映像では上手く表現できていない」とありますが。
叙述トリックもので映像化した奴といえば、綾辻行人の意外な犯人矢野龍王の極限推理コロシアムですが(ともに未視聴)、映像化しやすいようなトリックでしたし、逆に映像化難しいものもありますから(十角館の殺人とか殺戮にいたる病なんか難しいか)、その点Anotherはうまくできてたんだろうな。
叙述トリックではないですが鈴木光司のループは映像化無理ってことでしたし。
あと三上先生かわいいよ!(因みに高森奈津美のLadygoに延々と玲子さん玲子さんって送って総ボツでした)


そういったトリックものといえば、スタジオ邪恋さん(注:18禁)
操心術シリーズが面白いです。
と言っても、3と0しかやってないんですが。
あらすじとしては、文字通り催眠術的なもので心を操ってアレヤコレヤするだけのゲーム。
ただ、その催眠術的なものを使えるのが主人公だけでなくてガンガンどんでん返しする。
で、3の終章に「え?これなに?」って終わり方して、それらを操心術0できっかりやっていたので、
ミステリィの点からみて面白いです。
感じとしては森博嗣のそして二人だけになったみたい。



しちった

火曜様、月松堂様
中国嫁日記は買ったほうがいいです。面白いです。
あと琴線に触れるかどうかわかりませんが、
こげどんぼ*のヨメさんは萌え漫画家も面白いです。




今週のたほいや

ぎやどぺかどる
キリシタン版の一

春の嵐

にぶつかることもなく、過ぎ去ったあとの静かな時間に帰りました。日中、ほとんど外にも出ず様子もわからない状態だったので、自分にとっては幻のよう。

【今週のモバマス】
友情ptが上限に達していてログインボーナスが受け取れないとのことだったので、珍しく10回連続ガチャをやってみる。
いくら引いてもレアなんて出ない・・・。あと友情に上限があるってどういうこと。

【オランジーナ飲んでみた】
フツーのオレンジ炭酸という感じ。最後のほうでつぶつぶを感じたけどつぶつぶは入ってないよね?

しちったー

@クロサキイオンさん
こういう、本当に好きな人たちと観戦したら面白いんだろうなあ。ルールとか用語とかわかんないこともすぐ聞けるし。

@クレ関さん
もし英会話ができるようになっても、英語で「ジャンプ読んでる?」って聞かれて会話終了でしょうね。
寄席に行ってみたいなあ。

@ikagaさん
ナナちゃんがアレなんでしょう・・・。
確かに春は粉っぽい感じしますね。あと太陽が高くなって明るくなってくると反対に自分が暗くなる。
ちょうど一年くらい前は毎日のように丸亀製麺食べてました。素うどんにイモ天ひとつトッピングしてあとは天かすとネギ山盛りにして。

@ガハクたんさん
時をかける少女って最近の仲里依紗主演の実写版ですかね?それとも原田知世?

@月松堂さん
「雑記回」って表現はいいですねえ。最近の私の記事がまさにそれです。
中国嫁日記は買うかどうか迷いました。買おうかなあ。

しちった


ネタがスケートばっか&長くてくどくてあれで何ですけど、来週男子シングル以外を一気に書きますのでもう少しほど世界選手権ネタが続きます。ダンスとペアはシングルほど見てないんですけどね……。



しちったー


イケダカズヤさん→

宋楠君は今回ちょっと奮いませんでしたが、来季も期待できる選手です。ぜひ羽生君と一緒に表彰台に……。

ジュンク堂の新宿店がなくなっちゃったのが悲しいです。。



土曜日のikagaロサギガンテス→

くそ映画好きなのはお互いさまっしょ!丸亀製麺なんてどこにでもあるよ!