広坂通りの森八でお抹茶とお菓子でのんびり したあと、兼六園方面へ。


ふと気づくとあちこちアートイベントのフラッグやポスターがいっぱいです。

あとで気づいたのですが、ちょうどこの日から開催のイベントでした。





合格アートプラットフォーム2008 http://www.kanazawa21.jp/exhibit/k_plat/index.php

  10/4(土)~12/7(土)


金沢21世紀美術館が町や市民と連携する展覧会。市内の学校、商店街、公園などを会場に、

アート活動を町なかにまで広め、美術館のように日常を非日常の楽しい場所にという試み。

全18箇所の展覧会場と、30を超える連携企画が市内広域で開催されているそうです。


これを事前に知っていたら、2泊3日したかも!!平坦な金沢市内をちゃりんこでアートめぐり。

今月始まったばかりなので、これからもし行かれるかたはぜひ。楽しそうです~。


私は、美術館内で展示されているものをいくつか楽しむことができました。

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実は、具体的に行こうと思って調べるまで、新しい美術館は郊外にあるんだと思ってました。

実際は、少し高台にあがる兼六園の入口のすぐふもと。市内ど真ん中でした。



しっぽフリフリ金沢21世紀美術館 http://www.kanazawa21.jp/


2004年10月9日オープンの美術館、5年目にしてようやくやってまいりました~。



敷地案内図の中の、白い○形が建物。周囲の曲面がガラスで覆われた建物の中に、

スクエアに仕切られた部屋が点在する独特のデザイン。


設計は世界的に著名な建築家、妹島和世西島立衛 2人からなる建築ユニットSANAA




ここには、5点の”コミッションワーク”といわれる建物と一体化した常設展示作品があります。

展示室は14室。その中を自由に区切って複数の企画展が開催できるようになっています。


常設展示の中では、やっぱりレアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」 がよかった。

ちょうど日が暮れてからプールの底に行ったので、なんとも幻想的な光景を楽しみました。


ダイビングのライセンスを一応持っている私・・・プールでの教習の時に水面を見上げた記憶、

あるいは、リゾートホテルで暗くなってから入った夜のプールの底で水面を見上げた記憶・・・


・・・なんともいえない幻想的な浮遊感を味わうことができました。



他に、市民ギャラリーやアートライブラリー、シアターも併設された豪華な美術館です。
まず、目に留まるのが、館内あちらこちらにあるイス(笑)。イス好きな私にはたまりません(笑)



目をひく花模様の壁の前の色とりどりのロッキングチェアは、マイケル・リンとSANAAコラボ。



ガラスの箱型のエレベーター、ガラスで仕切られた廊下。

どこを歩いていて例え迷っても、最後は円形の建物の外壁の曲面にぶつかります。



ライブラリスペースには、うちにもあるアリンコチェアがずらり。建物の曲線とあってますね~。


訪問したときは、企画展が3つ。


合格サイトウマコト SCENE[0](ゼロ)   8/2(土)~11/3(月)


グラフィックデザイナーとして活躍していたサイトウマコトが近年精力的に描き始めた絵画作品の展示。

夜みる作品としては、ちょっとグロテスクなかんじでした・・・。夢にみてうなされそうな表現力に脱帽。




合格日比野克彦アートプロジェクト「ホーム→アンド←アウェー」方式meets NODA [BUT-a-I]  

  5/31(土)~10/19(日)


meets NODA とは、日比野克彦が舞台装置の演出を手がける野田秀樹のNODA。

こんどは逆に、彼をアート展示に引っ張り込もうというわけです。


昔、建築現場の足場だったという「尾鷲ヒノキ」を組んで作られた舞台と観客席。

そこを見て歩くうちに、自分が舞台の役者になったり、観客にもなったり、それ自体がアート作品だったり。


その発想が面白かったです。毎週土曜日にワークショップが開催されていて、

舞台装置はどんどん変わっていくらしいです。来週末で展示も終わり。最後も進行形でおわりかな?


合格コレクション展II  9/13(土)~2009/4/5(日) 


奈良美智がこの美術館で描いた作品”ROCK YOU !” や、マグナス・ヴァリンの映像作品「リンボ」

デミアン・ハーストヤン・ファーブル 作品に鳥肌・・・北川宏人のフィギュア と、見ごたえあります。


毎週金曜日と土曜日は夜間開館で午後8時まで。

5時半くらいからたっぷり2時間、かかりました。というわけで、外に出るとまっくら・・・。



暗闇の中に浮かぶ丸いガラスの建物は、まるで宇宙船UFOみたいです(笑)


これまで、金沢に来ると、兼六園や、周辺に残るかつての佇まいが残る街並みを歩いていましたが、

これからはアートも連動した街歩きが楽しめそうです。


それもこれも、この美術館がオープンしたことが大きいように思います。

こんどこそ、帰省のついでではなく、長く滞在して楽しみたいなあ・・・と思いました。


ふらり金沢        http://ameblo.jp/shibuyao/entry-10150784140.html

金沢21世紀美術館

ふらり福井