2/28(火) 湯河原 ボルダリング | 本読み ときどき 岩登り

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趣味の岩登りと、読書のちょっとしたことを気楽に書けたらいいなと。
166cm 53Kg

2/28(火)曇りくもり
 
この日は湯河原でボルダリング。

幕山公園はこの時期梅祭りの真っ最中。
 
JFAの案内ではこの時期は第3駐車場より下にとなっているけれど、係りの人にクライミングで来てる事を告げるとしっかり第5を案内される。
他は500円なのに対して、第5は300円と料金も安い。
朝早く来て夕方係りの人が居ない時間に料金を払わずに帰るなんて人もいるらしいけれど、そんな人はクライマーで無いと思いたい。
 
 JFA 湯河原の注意のページ
JFA 注意2

幕山はふもと一面に梅の木が植わっていて、梅の絨毯が出来てて凄く綺麗になる。
この日は花の付きは八割程度って感じだったけれど、散ってたのかな。まだこれからだったのかな。
 
触ってなかった小岩で遊ぼうと、最初に目をつけたのが氷雨岩。
 


梅林ボルダーから希望峰へ上がっていく途中くらいを左に行ったところにあるけれど、途中で踏み跡がなくなるのでわかりにくい。
あの辺に岩があるなあって雰囲気で探してたら見つかる。
 
課題は左手ガバ、右手ルーフ下の手のひらサイズのピンチで寝転んでスタートして、左抜けで氷雨1級、右抜けで雪雲?段の2つ。
 
まずは氷雨から。
小粒ながらものっこし部分が窮屈でバランスが悪くて悩ましい。
あーでもないこーでもないと一つ一つ思いつくムーブを試して解決してくのはやっぱり楽しい。
 
なんとか形になったムーブは、ヒザ立ちこみ。
あまり類を見ない感じのムーブが出来上がるとちょっと嬉しい。
よしよし出来たって思ったものの、登ったラインが少し気になる。
トポだともうちょっと左側から巻いたラインだし、一個だけあがっていた動画も左から巻いて登っている。
 
ちょっとライン違くない?

っと、トンビもチラ見。
 
一応それもやっとくかと、左側から上がるムーブに修正。
登り直してみたけれど、難しさは変わらないし、ムーブも面白かったからどっちでもよかろう。
 
「氷雨」1級
 

 
氷雨が出来たところで雪雲。
 
酷くコケに覆われてたので、とりあえず使えそうなホールドだけ探って掃除。
上部にしっかりした斜めカチが出てきて、それを取れたら終わりな感じ。
でも、そこに繋がるムーブが全然出来ない。
 
1手1手考えてムーブを試せどまったくピンと来ない。
右下の石が邪魔になってムーブが制限されるし、足が深いか狭いのしか無くって距離が出ない。
粘って考えてみたけれど、自分の引き出しでは解決できずにお手上げ。
 
コケを全部掃除したら違ったのだろうか。
ってかこれ登れるラインなのかなあ。
 
何人かで来て、コケを全部落として試してみたいけれど、こんな地味な課題やりたがる人いないだろうなあ。

次に移動してもう一つ見てみたかった課題は忍び?段。
 


米粒岩の向かい側にある隠れ岩の、山側の隠れた面にある課題。
リップを使わない限定課題なんだけれど、どこまでを限定してるのかよくわからない。
誰か触ってるようでチョークは付いてたんだけれど、リップって言えるんじゃない?ってところにもチョークついてて良くわからないし、SDのスタート位置もよくわからないので、触らずに諦め。

移動して新崎岩。
 


駐車場から河原岩へ行く途中の川の中州みたいになったところにある。
段差に隠れてるのでちょっと見えづらいけれど、鯉がいてる池からちょっと歩いて、駐車場のほうに振り返って川を見ると、一段下がった川の中州にポツンと鎮座している。
 
まずは右手縦カチ、左手カチでスタートする新崎 2級。



ペチペチズリズリ系だった。
 
この岩でやってみたかったのは鍛冶屋?級段
トポにはよさそうに見える左手がなかなか止まらないと書いてあるけれど、左手出すまで、つまりはスタートで離陸するまでがまず悩ましい。
 
手が低くて足が踏みにくいので、ケツが浮かない。
手に足ヒールかなあ、振りかなあと色々試せど、ケツが浮いても手が出ない。
意外と難しいではないかと悩んだものの、けっきょく正対でホールド握りこんで強引に手を出すが一番良さそう。
 
「鍛冶屋」1級
 


1手目が止まったらほぼ終わりの、1手もの。というか離陸もの。
マントルも悪かったら小粒で面白い課題になりそうなのが惜しいところだけれど、自分はこういう難しさが全然伝わらない課題は好きだ。
隣の2級よりは全然難しいし、山女、氷雨と同じくらいの強度感なので1級だと思う。

最後に蛇岩でコブラ。
 


昔湯河原でボルダーを触り始めた頃に撃った記憶があるけれど、そのときはマントルでヨレて出来なかったんだっけなあとぼんやり覚えている。
 
あれから成長したんだろうかと、あんまり覚えていないムーブを組み立てなおす。
トポには左手カンテのカチでスタートとまるでよくわからない記載があるので、確かクロスで無理繰り左手をカンテのカチに添えて撃った記憶があるなあとクロススタート。
体力なしですでにヨレきってはいたんだけれど、当時より保持力が俄然上がっているようで、過去に比べてホールドがめっちゃ持てる。
 
「コブラ」1級
 


年食って日々退化しかしねえとか思っているけれど、ヨレて出来なかった過去にくらべて、ヨレてても出来るようになったってことは、こんなでも少しは成長してんだなあとシミジミ。
この当時を思い出しながら触れるってのも、岩の良いところの一つだろうなあ。
 
あと撃ちたい課題も思いつかないし、コブラのバリエーションとして、スタート上の縦ガバと、マントル時の左カンテカチを限定したら面白いんではないかとやってみる。
岩で限定モリモリの課題ってどうなの?って思いはするんだけれど、面白いならそれもありかなあとも思う自分勝手さ。
スタートも左手カンテカチとアンダーガバからにしたらすっきりしたラインになるし、やってみると意外と難しくなって楽しい。
 
解決できなかったからわからないけれど、初段くらいになるんじゃなかろうか。
コブラからキングコブラにパワーアップ的な。
機会があったらまた今度やってみよう。
 
良い時間になったところで終了。
屋台の甘酒飲もうとか考えてたのを帰りになって思い出したけれど、すでに屋台は終わってた...。
ギリギリを打ち込むって感じじゃなくて、登れそうなやつであまり触ってないのを中心に遊んだからなあ。
意外と夢中になって楽しんでいたようだ。


よきかなよきかな。