つきにち

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人生いろいろ

それはそれ
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テレビでみた戦争モノのドキュメンタリーの一場面

 

導入の部分だったと思う。

 

内容は全然覚えていないんだけど

おばあさんが、戦争で亡くなった旦那さんの振り子時計?のネジを回すシーンが

すごく印象的で覚えてる。

 

 

戦争が悲惨で

かえって来ない人がさみしくて、歳がどんどん離れていくのがさみしくて

でも生きていかなければいけないから

愛しい人と共に未来をーなんら贅沢のない平凡で穏やかな未来をー夢見た時間から続く今を

生きていかなければならないから

かみしめるように、時計のぜんまいを回す。

 

さみしくて切なくて、でも美しくて

なんてきれいなシーンなんだろう、と思った。

印象先行型の人間なんだと思うんだけど

生きているとたまに「息を呑むほど」っていう瞬間があって

断片的だけど、ずっと覚えている景色がある

 

 

例えば、小さい頃のお正月に、母方の祖父におもちゃ屋さんに連れて行ってもらって

凧を買ってもらったことがある。

買ったその足で近くの海岸まで行って凧あげをしたときの景色とか。

 

振り返って見上げると、

ちょっと離れた位置におじいちゃんとお母さんが並んでニコニコしながらこっちを見ていて

その後ろには、薄青い冬の青空が広々と広がっていて

足元の砂浜の砂利が白くてまぶしくて

風が強くて

拙いながら、「空がきれい~」って思った。

 

なんか、そういうの、覚えてる。

昔会ったコーチング?の人が語った

 

「自分は幸せにならない側の人だと思ってた」

「『幸せ』になれるのは、自分なんかよりもっと努力していてまじめな人で

 自分にはそんな資格はないと思っていた」

 

というのが、みょ~にしっくりきてしまって

そのときの「あ。それだ!」という感覚をすごく覚えている。

どこまでも深い海なんて存在しないし

どこまでも高い山なんて存在しない

私は

父が大好きで、母が大好きです

友人ひとりひとりが大好きです。

仕事の同僚が大好きです。

お客様も大好きです。

 

みんな、それぞれすごい人たちだから。

 

でも、そんなすごい人たちに出会えた私も、結構すごい人で、だから大好きです。

 

あ~でもやっぱり、こう思える私に育ててくれた

お父さんとお母さんが、一番すきかも。