日本の食文化に欠かせない薬味。
料理の風味を増し、食欲を増進させる効果があるとされています。
ほかにも肉や魚の臭み消し、殺菌作用を利用した食中毒の予防など、
様々な効果が期待できます。
ショウガや山椒は奈良時代から使われていたようです。
◆しそ
しそは、古くから薬効のあるものとして重宝されてきました。
殺菌力や防腐効果を期待して、刺身のツマにも利用されますが、
細かく刻めばより効果が高まるそうです。
また香りを楽しみながら同時に生魚の臭みを消す、という効果もあります。
他にも、食欲増進や貧血予防、精神を安定させたり
がん予防にも効果があると言われています。
◆わさび
わさびは、日本原産の薬味です。
優れた消臭効果、殺菌効果が期待できます。
また香味成分の効果で食欲を高める、消化液の分泌を促し、消化作用を助けるという役割もあります。
独特のツンとした香りには、細菌の増殖を抑制する働きがあり
食中毒予防やカビの予防なども期待できるようです。
☆わさびを辛くおろすコツ
おろし金にまっすぐ当ててしっかり持ち、力を入れて回すようにおろすと辛さが出る
◆しょうが
しょうがは、古来から食用だけでなく、湿布やお灸などにも使われてきました。
「古事記」の記載から、中国から伝来したと考えられています。
独特の辛み成分は、殺菌作用や胃液分泌を促し、食欲増進や胃腸の調子を整えるなどの効果があります。
また消炎作用や保温作用があり、湿布やショウガ湯などで利用されてきました。
☆むく時のコツ・・・包丁よりもビール瓶などの王冠のギザギザでむくと薄くむける
☆おろすコツ&保存のコツ・・・
香りは皮に含まれているから、きれいに洗ってから皮のついたままする。
新しいうちに全部すり下ろし、小分けにして冷凍しておくと、ムダがない。
☆漬けたショウガのアクを抜くには・・・酢を少量入れる