lucent
自分の言葉で表せるように
自分の背、気に出来るように
それだけで大人の中へ
ひそむ術、知らないまま
無機質な暦が
誰かの手によって次第に
いろどりを持ち
すさんだ世界を
産まれ変わらす
この先にある道では
皆で踏み固められて
わりと丈夫だという
レビューだけを
信じていてもいい
そこにあるベンチに
腰掛けるか立ったままが
重要なんじゃなくて
今を信じているなら
歩き出せない理由なんてない
そぼふる雪に
憧れを抱いた夏草
数奇な運命と知っていた
神様のいうとおり
おたがいに、
決心ついたからこそ
生きて行けそうな
それでもいつか
巡り逢えるかもしれないと、
そんな
夢を持つようにもなったんだ
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