story.
一人、車窓を後にして
深まるカラーの元へ
生き延びようと強く
まぶたを閉じてみたら
誰かの声
仲のいい二人が
交わす言葉は
味気ないものばかり
ただそれでも
それだけでも
こわれやしない story.
ちっとも変わらずに
春をむかえた町
忘れ去られた石ころ蹴れば
思い出がはじまる
夢は華やかなデザインをした
パッケージに包まれてた
手にふれようものなら
それは違う
誰かの夢だったりした
あきらめたわけじゃない
でも今なら君に
何かを言い出せるかもしれない
…なんて我儘だろう
こわれやしない story.
歩みを許されていただけ
僕は少しも不幸せじゃない
むしろ幸せ者
ちっとも変わらずに
春にきがえた町
花の香はまず僕を
どこへと導くのか
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