【マイストーリー 1】はこちら★
おてんばなまま小学6年生になり、
人並みに男子の悪口を言ったり、
女子の悪口を言ったり、
普通の女の子だったような気がします。
洋服は相変わらず、
お下がりも大好き(というより、お下がりしかない)
いつも何を着るか考えている、
そんな女の子でした。
ある日、いつもつるんでいた友達の家で、
いつものように、だれかの噂話をしていた時でした。
テレビを観ながらだったので、
私はふとテレビを見たのです。
そしたら、ワイドショーか何かが流れていました。
そこでだれかがこんなことを言っていたんです。
『人の顔(人相)は、その人の中身が出るから、
自分の生き方が自分の顔を作っていく』
はっきりと覚えてないですが、
そんな事を話していました。
私はそれを聞いて、
悪口ばかり言っていたらどうなるんだろう、
そう思ったんです。
で、友達の部屋の鏡で自分の顔を見たんです。
そしたら、
すごい目がつり上がっているように見えて。
別に、いつもと同じ顔なんですが、
私には自分の顔がすごくイヤな顔に見えました。
毎日見ている自分の顔が別人のように見えて、
それがとても怖く、
人の噂話、悪口、そんなことを発している自分は、
どんな顔になるのだろう、そう思いました。
その時に思ったことがあります。
人の悪口とか言うのは止めよう、と。
これは小学生の時の一番大きな出来事でした。
私はこの経験がなければ、
こうして今、
たくさんの人と繋がっていたりできていないのでは、
と思っています。
小さなことを心にとめて生きること、
それがとても大切に思ったのです。
そして中学、高校、専門学校へと。
私は自分なりに、正しい人になりたい、と思い始めました。