9月は岡山、広島、山口の3県に伺いました。私ごとではありますが、大学時代6年間を過ごした山口県に訪問できたことが、非常に嬉しかったです。運転してくださった小山さん、同行してくださった橋本さん、ありがとうございました!
とある一貫経営の農家さんのところへ伺った際に、母牛の粗飼料の話になりました。こちらではイネWCSとスーダン乾草を給与されています。
ここで農家さんが気にされていたのは、イネWCSの水分量についてでした。「WCSのラップを開けたとき、バシャッと水が出るんですよね~。大丈夫ですかね?」とのことです。
実際にWCSの状態をチェックすると、確かに水分量が多いように感じます。水分量が多いサイレージは酪酸発酵をしやすいだけでなく、排汁からの栄養損失のリスクもあります。水分量60%以下まで予感することが望ましいという話もあります。
またイネWCSは粗タンパク質が低いこともあるため、分娩前後はWCSの割合を減らしスーダン乾草の割合を増やしてもらうことにしました。分娩前後のタンパク充足率を上げることによる、生まれてくる子牛の免疫向上が目的です。
シェパード 橋本