朝食特集:Farmhouse/Gilbert House/Casa Sedona Inn | Coyote Happy! My Life in Arizona

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2011年3月からSan Diego、2012年7月からArizonaで生活をしています。

私のひとりごとに耳を(目を)傾けていただけたら嬉しく思います。

たびたび、朝食の話ですみません。

でも、アメリカの朝御飯はおいしいんだもん。
私が好きな“カロリーとコレステロール”が豊富で。
(近ごろ、運動不足の上に食べすぎで若干自暴自棄になっています)


…と言っても私の朝食はラーメンだけどね。
だから、アメリカの朝食レストランに行く時は、私にとってはランチの時間帯です。

イギリス人やアメリカ人は一日三度朝御飯を食べたい、という人も多いみたいだけど、
朝食メニューがメインのお店はだいたい朝6時から午後2時ぐらいまでの営業時間。

おいしかったお店をまたいくつか紹介します。

近所の2店。

どちらも『農家系』を売りにしたトラディショナルタイプのレストラン。

The Farmhouse (→)

ギルバートのダウンタウンにあるの。内装も素朴可愛くて、好き。
化粧室には、"Flush only toilet paper - Please and thank you. The Plumber"
『流すのはトイレットペーパーだけにしてください。お願いします。by 配管工』って
サインがあった。(笑) サーバーの女性がメチャ綺麗で見とれてしまいました。
女優のAnna Kendrickの欠点がなくなったような顔の方。よく気がついて優しかったし完璧。







オムレツは種類が多くてメニューを見てたらめまいがしました。
サイズもビッグで中身もぎっしり入ってた。

ハッシュブラウンは根性なしでしたが、ホームフライのジャガイモはカリカリで
気骨が感じられた。

ワッフルが巨大でびっくり。しかもちび曰く、みっしりした食感だったとか。
何だか怖い。

フランスパンのトースト、アメリカではおいしい方だったかも。







The Gilbert House (→)


こちらはダウンタウンから少し離れた所にあります。結婚式用のチャペルや会場がお隣の方にあって、田舎の集落風な感じの一角。外観も内装もオシャレというより直球勝負の農家風。

パティオが広いので早朝に行ったら外の方が絶対気持ちいいと思う。








最近メニューにあると頼む頻度が高いコンビーフ・ハッシュ。(下の写真の上)
手作り感あふれる、不揃いでざっくりした歯ごたえのあるおいしさ。
塩味もちょうどよかった。

量は少なめ。(でも近頃は量に関する感覚がマヒし切ってるので、日本と比べたら多いのかも)






それから、これは今年の春先にセドナに行った時の朝食の話。

Casa Sedona Inn (→)

食事の途中でシェフが挨拶しに来てくれたんだけど、上のリンクに写ってる人とは別人だと思う。私たちが行って以来、変わったのかな?

ここの朝食は、いかにも田舎のブティックホテル…というか、郷土料理をオシャレにすることを目指したB&Bな感じ。あ、これ、褒めてます。

食事だけではなく宿泊もしたのですが、客室は広く、南西部らしいネイティブアメリカン調の
鄙びた雰囲気がある一方でバスルームはモダンで機能的という、理想的な形だったの。

メイプルシロップや胡椒がきいたキャンディード・ベーコンがもう、恐ろしいほど
おいしかった。下の写真ではカクテルのブラディ・メアリーにオリーブと一緒に刺さってます。
言葉通り甘い(そしてピリッとした)カリカリベーコンなんですが、きっと一度試したら
やみつきになると思う。甘さ、辛さ、食感と肉の風味のバランスが絶妙でした。



お料理も、すべておいしかった。アリゾナで食材が新鮮だと思えることは滅多にないのに、
身体にも心にもいい心づくしの新鮮なお料理を味わえているような気がしました。

これ↓はアミューズのような感じで、頼みもしないのに出てきたパンプキンマフィン。

アメリカって、イモ栗南京が嫌いな人間にとっては地獄のようにイモ栗南京が登場します。
でも、これ、すごくおいしかったの。












↓これは一体何????と思うでしょう。
これだけは美的センスの違いを感じざるを得なかったのですが、スモークサーモンです。
サイドとしてオーダーしたら、このような衝撃的な塊(恐らく薔薇を模している)で
出てきました。(一瞬、お寿司のガリが突然変異したかとも思った)


メインのお料理は美しく、おいしかったです。イモのメドレー見て!
味も、それぞれに違っていて際立っておいしかったの。

こんなにイモ、南京、と言っていて…嫌いだと言い続けることが果たして正しいのかどうか。
でも、私は大体一口ずつしか食べてはおりません。ただ、好きに変える可能性を持つほど
おいしかったと言っておきましょう。






レストランに入る前のFoyerの部分。




ここはね、次にセドナに行った時も泊まりたいね、と思えた場所でした。
(もちろん、ハイエンドな場所にも憧れはしますが…)


最後にご参考まで、しょうもない内容ではありますが、過去の朝食記事(お店の名前で):

Snooze (→) Hoosier Cafe (→) Yoli's Cafe (→)


今まで紹介して来た中で一番脂っこくて身体に悪そうなのは(そして飲み水もマズイのは)
大衆食堂のHoosier Cafeなんだけど、よく無性に行きたくなるのです。

私、やっぱり、とことん身体に悪そうな食事が大好き…。

きっと亡くなった父のように、痛風になったり致命的な症状が出るまで養生でがきない
バカなんだろうなとつくづく思う。