上海租界と外国人 | 『上海グッド・オールド・デイズ』公式ブログ

上海租界と外国人

こんばんは、美術監督の清水です。

今回はざっくり舞台背景第二弾をお届けしたいと思いますぺこ


租界時代の上海には、中国人以外に多くの外国人が住んでいました。
まず租界の持ち主であるフランス人、アメリカ人、イギリス人。
気軽に移住できる距離であったため、日本人も多く移り住みました。


そして、当時上海に上陸するのにパスポートが不必要だったことから、
政治的理由で祖国を逃れ、集団で上海を目指した難民たちもいました。

ロシア革命を逃れてきたロシア人や、
ナチスの迫害に追われたユダヤ人達です。

彼らの多くは、母国ではそれなりの地位・職業にあった人々。
夢と期待を抱いてやってきた上海には下水設備も整っておらず、
川や街から漂うひどい汚物臭に幻滅したといいます。

それでも彼らは上海を第二の故郷として住み着き、
料理や芸術といった文化面で上海に大きな影響を与えました。

リトルウィーンと呼ばれたユダヤ人街では
本場さながらのウィンナーコーヒーを出すカフェが開かれ、
ロシア料理のボルシチは羅宋湯(ルソンタン)という名で
上海人好みにアレンジされて家庭料理として根付きました。

ルソンタンは実際に上海出身の演出yeye宅でも出されるそうですよキラキラ


こうして様々な国の人々が移り住んだことにより、
上海は多種多様な文化が混ざり合う街となっていったのです。



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