北京に引き続き、上海でも黄熱病患者さんが確認されました。
北京の患者さんと同じく、やはりアンゴラの首都ルワンダから帰った中国人です。アンゴラがどこかは下のグーグルマップを見てください。首都にマークしています。

患者さんは46歳、江蘇省からルワンダに仕事に行っていて、3月5日に発熱、翌日現地を発って7日朝に上海に到着。直ちに病院を受診したそうです。その後の経過は詳細不明ですが、17日に診断が確定したそうです。肝機能障害があるも容体は安定しているそうです。
ちなみに入国時、空港の赤外線体温センサーは反応しなかったそうです。
◆
この患者さんは診断に時間がかかったようですね。
黄熱病はウイルスが存在する感染者の血を吸った蚊が、さらに別の人を刺して広がります。
媒介蚊であるネッタイシマカAedes aegyptiは、日本には生息がありません。中国でも海南島付近の南部地域にしかいないようです。しかし、中国や日本で生息しているヒトスジシマカAedes albopictusも黄熱病を媒介する可能性があります。つまり感染者がいれば病気が拡がってもおかしくない。
今が蚊のシーズンでなくて良かった。
◆
アンゴラでは現在黄熱病が流行しており、先週末までに、100人以上が黄熱病で死亡しているそうです。
中国とアンゴラは、アンゴラ内戦終結後から深い関係にあります。
中国はインフラ整備のためにおよそ20万人の労働者を送り込み、2007年までに1兆5000億円の資金援助をしたそうです。今、約2万人の中国人がアンゴラに居住しているとか。アンゴラは原油の1/4を中国に輸出していて、最大の輸出先です。
中国はアンゴラに対して先月、黄熱病ワクチンを購入するための緊急援助現金50万ドル(約5,720万円)を供与することを決定したところだそうです。
各種対策がうまくいき、感染拡大が早期に収束して欲しいものです。

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北京の患者さんと同じく、やはりアンゴラの首都ルワンダから帰った中国人です。アンゴラがどこかは下のグーグルマップを見てください。首都にマークしています。

患者さんは46歳、江蘇省からルワンダに仕事に行っていて、3月5日に発熱、翌日現地を発って7日朝に上海に到着。直ちに病院を受診したそうです。その後の経過は詳細不明ですが、17日に診断が確定したそうです。肝機能障害があるも容体は安定しているそうです。
ちなみに入国時、空港の赤外線体温センサーは反応しなかったそうです。
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この患者さんは診断に時間がかかったようですね。
黄熱病はウイルスが存在する感染者の血を吸った蚊が、さらに別の人を刺して広がります。
媒介蚊であるネッタイシマカAedes aegyptiは、日本には生息がありません。中国でも海南島付近の南部地域にしかいないようです。しかし、中国や日本で生息しているヒトスジシマカAedes albopictusも黄熱病を媒介する可能性があります。つまり感染者がいれば病気が拡がってもおかしくない。
今が蚊のシーズンでなくて良かった。
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アンゴラでは現在黄熱病が流行しており、先週末までに、100人以上が黄熱病で死亡しているそうです。
中国とアンゴラは、アンゴラ内戦終結後から深い関係にあります。
中国はインフラ整備のためにおよそ20万人の労働者を送り込み、2007年までに1兆5000億円の資金援助をしたそうです。今、約2万人の中国人がアンゴラに居住しているとか。アンゴラは原油の1/4を中国に輸出していて、最大の輸出先です。
中国はアンゴラに対して先月、黄熱病ワクチンを購入するための緊急援助現金50万ドル(約5,720万円)を供与することを決定したところだそうです。
各種対策がうまくいき、感染拡大が早期に収束して欲しいものです。

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