工場長は尺八奏者 〜吉田工山・京都〜

工場長は尺八奏者 〜吉田工山・京都〜

京都で町工場の自営をしながら、尺八を吹いてます。30半ばの悩める中年・吉田工山の日々です。

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京都の尺八吹き、こーざんです。


前回の投稿からほとぼりも冷めたので

記録がてら書き残しておこうかな、と。


・・・


大きな演奏会がありました。

とある流派のお家元さんが

賛助で出演されてました。


まあ、キラキラなお衣装だこと。


呉服関係の知人曰く、

「あんなん見た事ない…

 ナンボするんか想像つかん」

との事でした。


・・・


自分で稼いだお金で

何を買おうがその人の勝手です。

別に何の感情も抱きません。


ただお家元がソレをすると…。


芸事の流派というのは、

文化活動の継承と維持の為

会費や免除料という

「寄付行為」によって成り立っている

団体が殆どです。

(口の悪い人は上納金とか言いますね)


端的に家元のお金は会員からの

寄付行為が基になっています。


その立場の人が

必要以上に贅沢をしている姿を見せると…


流派にお金払うのバカらしくなるでしょ?


・・・


口では

「営利目的ではなく、日本古来からの伝統音楽、文化の維持を目的としている団体で…」

と言いながら、

舞台ではギラギラ衣装で見栄を張る。


そんな人達が

日本の伝統音楽の未来を憂いているとか

聞いても説得力が無いんですよね…。




何度か書いてると思いますが、

流派とか所属とかにこだわらず、

自分が良いなと思う活動を

目一杯楽しむ時代なんだと思います!