
マーサ・ティルストン
2010年のアルバムです。
本作も、まるで彼女の息遣いが伝わってくるかのような作品になっています。
彼女のハスキーな歌声、そして、ささやくような歌いかたは、
消えいりそうでありながらも、どこか力強さを感じさせてくれます。
アコースティック・ギターやピアノの響きも高い透明感と深みのある音色、
繊細かつ美しいメロディを聴かせてくれます。
これらの響きを、ダブルベースやチェロ、パーカッション、フルートなどの演奏が支え、
アコースティックで、しっとりとした味わい深いサウンドが作り上げられています。
クールな雰囲気を漂わせながらも、
まろやかさもあり、どこか温かみを感じるサウンドになっていると思います。
彼女の作品は、以前にもブログで紹介していますが、
最近、イチオシのアーティストです。


