2024年9月23日
皆さん、お早う御座います。
いっきに秋になりましたね。
久しぶりにエアコンなしで眠ることができました。
というより寒いくらいで、パジャマの上着を着て寝ました。
朝も散歩も長ズボンに上着をはおりました。
いよいよ秋本番です。
どこかドライブにでも行きたい気分ですが、
双和工業所は通常出勤日なんです。
仕事が頂けることに感謝して、今日一日を
大切に過ごしたいですね。
今日のお話は、「樹木希林80の言葉」(桑原晃弥著)から、
”家や土地は「自分のもの」ではなく「預かりもの」”
をお伝えします。
家や土地は「自分のもの」ではなく「預かりもの」
「お金は社会からの預かりもの」というのが、
慈善活動に熱心なアメリカの富豪たちの考え方です。
慈善活動の元祖とも言えるアンドリュー・カーネギーは
貧しい移民から一代で莫大な富を築きましたが、
「余剰の富は活用を任された信託財産」
という考えのもと、生きている間に
社会に最大の効果を発揮する使い方を
常に模索していました。
「お金は社会からの預かりもの」であり、
稼いだお金を世の中のために正しく使う
のもお金持ちの義務と考えていたのです。
樹木希林は「住宅情報誌を読むのが趣味」
というだけあって、東京都内に10件近い
不動産を所有していたと言われていますが、
がんが見つかってからは
「家や土地は地球から借りているもの」
と考えるようになり、それがきっかけで
「あれが欲しい、これが欲しい」という
物欲がなくなったといいます。
家や土地、ものもお金を出して買っただけに、
「これは自分のもの」という欲が生まれるのは
当然のことです。
しかし、自分の身体を含め、家も土地もものも、
「地球から借りているもの」と考えれば、
いつか返さなければならないものであり、
それまでは大切に使わなければならない、
というのが樹木の考え方でした。
私もそうでしたが、若いうちは
豪邸に住みたいとか、高級車に乗りたいとか、
そんな欲望を持つことがありました。
それはそれで、努力するためのモチベーション
となるので悪いことではないですね。
しかし、今、68歳になって「死」が
現実のものとなってきました。
両親や友人、兄弟が亡くなっていきます。
それで思うのは、お金も家もあの世まで
持っていけないということです。
もう大きな家はいらないんです。
夫婦二人には今の家も多きすぎるくらいです。
還暦を過ぎてから宝くじを買うのをやめました。
もし万が一、当選したらどうなるか?
なんて考えたら、若い頃は家車、海外旅行と
いろんなものが欲しくて、そういう使い道も
ありました。
しかし、今はたくさんのお金を残したら
子どもたちが遺産相続でもめて、家族が離散
することもあります。
ですから、お金は生活できる分だけでいいんです。
「欲」がなくなると、ものや事のこだわりが
なくなり、楽に暮らせるんです。
気楽な人生が手に入り、幸せな毎日が
おくれるようになります。
平穏無事が最高の幸せなんです。
「死」がやってきたら、最高の人生をありがとう
と言って素直に受けれればいいんですよね~!