アジアで今一番ホットな空港は

日曜は南よりの風でRWY25へのアプローチで市街地から着陸機が見えるアプローチパターンでした。

最近は中型機が主流なので747に比べると飛行機が小さく見えて以前ほど見応えが無いのですが、その中で明らかにデカい、不自然なくらい胴体が太い飛行機が飛んできました。

白い胴体に青い尾翼だから南方航空の総2階建て。

以前も書いたように、香港には既に5つのエアラインが総2階建てを就航させていて、最近成田に総2階建てを就航させたエミレーツは香港には既に日に2便就航させています。

成田もSQ、エアフラ、ルフトハンザ、KAL、エミレーツと5社が総2階建てを就航させていますが、かつては世界一747が多いとか世界一777が多い空港と称されて常に最新鋭の機材が世界中から飛来するアジアのコア空港だったような圧倒的な存在感が薄れてきたような気が。

もっともこれは飛んでくる機材の問題もあるので、膨張し続けるアジアの需要に反比例して欧米の飛行機が地味になってきてることもあるのだと思いますが。

以前の香港空港はCXと欧米のエアラインが747を運用してるだけでアジアのエアラインは中型機の古い機材が多くて欧米の機材に見劣りしたものですが、今では欧米路線はA330やA340が多くて需要が激増しているアジア路線の方が新型機材が多いような様相です。

さらには香港はLCCの参入も早くから始まっていて、専用ターミナルが建設されてエアアジアとか韓国のLCCが2年くらい前から飛んでます。

しかも10年後には空港がキャパシティーを超えてしまうので10年以内をめどに3本目の滑走路を追加する計画も具体的に進んでいるようです。

総2階建ては成田はヨーロッパ便が多くて香港は近距離のアジア便だけ総2階建てが飛んでる傾向があるのは、欧米+日本と日本以外のアジアという需要のすみ分けが現れていて日本にはさらに先を行く787があるので単純に見劣りしてるとは言えないですが、東京は成田と羽田に分散してることもあるから密度で言えば香港が今一番ホットな空港なのは間違いないだろうと思います。

ちなみにKALは日本に総2階建てを就航させて大々的に宣伝していますが、同時に香港へも就航させています。なぜか香港便はWEBなどに大きく紹介していませんが、香港/中国の需要が増加しているのでキャパシティーの増加を兼ね話題性の高い機材の導入をしているのだと思います。