1セントでコモデティー投資 | SG大阪バラエティライブ                          ~FPのためのスタディ・グループ~

1セントでコモデティー投資

今アメリカで、1セント硬貨を集める人が増えているそうです。

1セント硬貨の中でも、1981年以前の鋳造のもでなければならないらしく、銀行で大量に両替してもほとんど市場に無いそうです。

1981年代以前の硬貨には、銅が95%も含まれており、世界的な銅価格の値上がりのため1セント硬貨がそれ以上の潜在価値を持ち始めたのです。

1982年以降のものは、亜鉛95%で銅が5%でうまみが無いそうです。

日本で言えば、1万円を1円硬貨に両替する感覚でしょう。

実際の両替はもっと大きい金額で行われていますので、その中から1981年以前の物を探す作業は大変だと思いきや、選別をする業者や家庭用の篩い分け機まで登場しています。

しかし、アメリカの法律でもお金を溶かしたり、形を買えることは違法行為になりますので、転売のために地金にすることができません。

ところが、1セントは資源高騰により、製造に1.7セントもかかるらしく不要論が再燃しています。

数年寝かせている間に1セントがお金で無くなれば、ただの金属の小型円盤になり、そのときに地金に戻すというストーリーのようです。

これは市場で取引されないコモデティー投資ですね。

もう株や投資信託などの、紙の資産は信用できないのでしょう。

経済が不安定なときには、現物が安心できるのは洋の東西を問いません。

しかし、どの程度のリターンが何年で得られるのでしょうか。

非常に気になります。



今回の寄稿が、私の担当の最終回です。
しばらくこのブログも寝かすことになります。
再び登場するときには、おお化けしているかもしれません。

これまで、お読み頂きありがとうございました!!