今月3日、広川太一郎さんが天国へ旅立たれた。
広川さんといえば、ダンディーな二枚目から一癖あるコミカルな役まで変幻自在にこなす声優としての素晴らしい仕事ぶりは、既に多くの方に語られている通りである。
とにかくアドリブをまじえ圧倒的な陽のパワーで展開される広川さんの世界に、何度、腹を抱えて笑わせてもらった事か。
どんなに落ち込んでいる時でも、広川さんのユーモアたっぷり、そして圧倒的にノリの良い吹替えが耳に飛び込んでくれば、不思議と元気が湧いてきたものである。
広川さんは役者としても活躍されていて、『男はつらいよ』の第一作にも出演されていた。
“さくら”のお見合い相手で、見合いの席でのシーンは名場面だ。
寅さんがレタスを飛ばしてしまい、それが広川さんに見事に命中してしまうシーンである。
しかし、なんといっても自分にとって広川さんといえば、モンティ・パイソンのEric Idleであった。
奇しくも先月、長い間ファンに待ち望まれていた伝説の『空飛ぶモンティ・パイソン』“日本語吹替復活”DVD BOXが発売されたばかりである。
モンティ・パイソン 日本語吹替
ttp://jp.youtube.com/watch?v=Zifnw3r4qRM
それにしても最近、素晴らしい才能を持った自分の大好きな方々が、次々と天へ召されていくような気がする。
広川太一郎さん、本当にありがとうございました。
天国で安らかにお休み下さい。
(Hit-C Fiore)