前回の補足。

東側の湯ノ台コース(鳥海高原ライン)もそうかもわかりませんが、

海沿い・西側の吹浦コース(鳥海ブルーライン)は、

11月7日以降は冬季期間閉鎖のため、先へは進めなくなっているかと思われます。

(もしくは看板だけが立っていて場合によっては進める?)

まぁ、今日当り山頂付近では雪が降っているかもしれませんので、

行く人は一部を除いていないとは思いますが。





~ ケビン伝説(鳥海高原家族旅行村のケビン) ~

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2002年に6名で参加し、5名が泊まりました(1人は日帰り)。


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母船雲なのか雨雲なのかよくわかりませんが、

朝まで呼びかけをしたことは確かです。

なので、ここは一つ、母船雲としておきましょうか(適当)。

月の出た美しい夜と清々しい朝でした。


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その後、下界へ降りて行き、酒田市街が見晴らせる飯森山にて再び観測会。

カラスなのかトンビなのか黒い鳥も飛んでいたのですが、

白い雲の中に出たり入ったりしている白い物体を全員で見ていました。

あれは何だったのか、未だに謎です。

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~ 白鳥伝説 ~

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再び、先日を振り返ってみませう。


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この時期の風物詩。

田んぼでエサをほじくる白鳥たちは、まるでマシュマロのようです。

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満腹なのか、すっかり居座っちゃってます。

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灰色をした幼鳥が、親にピッタリついて行く姿が愛らしいです。

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狙いを定めて一網打尽に・・・ガガガガガ。

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まだ居座っています。よっぽどお疲れモードなんでしょうか。


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2011-10-25付 山形新聞より


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白鳥の湖ならぬ、白鳥の池。

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別の場所ですが、こちらも白鳥の池。

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怪我をしているようです。痛々しい……。

矢ガモならぬ矢白鳥……ではないことを祈ります。





~ カモ伝説 ~

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らぶりーラブラブ 尻尾までラブリーにカール。


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おいしそう……。





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鳥海山も場所によっては形が変わります。
秋田側からは富士山型。


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キター!


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今日は降っているだろうなぁ……。      右奥に月山 ↑


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だぜ!

 とても興味深い内容が満載でした。

 一部抜粋してみます ↓


・ アイヌ語で川や沢をあらわす「ナイ」という言葉

  のつく地名が、東北の北部だけにざっと四百あるが、

  とくにそれが秋田県と岩手県の山間の沢筋に密集し

  ている。(庄内のナイも当てはまるのでしょう)


・ 白鳥は古くから日本人の霊魂のかたどりと

  見なされてきた。白鳥に関する信仰や伝説は、

  とりわけ東北地方に強烈であり、なかでも宮城県の

  南部に集中している(白石市付近)。

  (私の地元にも白鳥神社なるものがございます。それと関連する

   古四王神社も点在)


・ 阿倍貞任宗任(岩手・鳥海柵の主)の弟の則任は、白鳥八郎と称している。


・ 物部氏もおそらく白鳥を始祖とする信仰を持ち、

  白鳥の女と結婚して産まれた子供の末裔であることを自認していたであろう。


・ 古代日本における白鳥がどのような意識をもって人々に受け取られたか。

  まず想起されるのはヤマトタケルにまつわる白鳥伝説である。

  ヤマトタケルが死後白鳥となって飛び去ち(至る地に降り立ったので)、

  諸国に白鳥神社や白鳥の地名がつけられヤマトタケルと結びついた話が残された。

  古代日本人が白鳥を魂のかたどりと見なしたことによる。

  (ちなみに白鳥を捕らえる仕事を鳥取部、白鳥をワナにかけて捕らえた所が白鳥郷)


・ 大鳥とはたんに大きな鳥というのではない。

  それはツル、コウノトリ、クグイなど白い鳥に限って使用される言葉である(白鳥の他)

  (鳥海山には大鳥・鳳伝説がありますが、それも白鳥伝説と繋がりがある証拠なのでしょうか)


・ 物部氏はまず河内の日下(くさか)に根を下ろした。

  日下は物部氏の発祥の地であり、ヒノモトと称せられた。

  それを漢字で表記したのが日下である。

  唐書にいう「日本」は実に物部王国を指しているのである。

  「倭国」の中心であった邪馬台国は、

  「日本国」を支配する物部氏を打倒し、その国号を奪った。

  こうして物部氏の称するヒノモト、またヒノモトと同じ意味を持つ日高見国、

  そして物部氏の信奉する白鳥伝説の流ざんが始まった。

 
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(ここ庄内には、セブンイレブンの向かいにある飛鳥神社を始め、

 奈良にあるいくつかの地名や蜂子皇子や物部一族などが流れてき

 ているようで、物部姓と深い日下部姓も密度としては日本一です。

 ← 縁があるからか、聖徳太子塔もあったりします。

 また、物部とくれば守屋、その守屋姓の人もチラホラいたりします。

 明治時代に公布された氏姓制度・平民苗字許容令とは別にしても、

 何か繋がりや関係があるような気が致します。

 とりわけ物部王国をここへ作ろうとしていたようにも見受けられます。

 鳥海山の大物忌神社の「物」という字にも関連があるような……。物=霊・魂)


・ 出羽国が成立するのは712年のことである。

  それ以前は奥羽地方の日本海沿岸も越の国に含まれていた。

  したがって今の秋田、山形両県にまで古四王社が多く見られるのは不思議ではない。
  古四王は巨四王、巨志王、小四王、高志王、腰王、腰尾、小子王、

  小塩、古将、古姓、小姓、胡四王、考志王などさまざまの字をあてているが、

  要するに越王の当字である。

  (小塩・・・だから地元の古四王関連の神社・丸池様などには、

   デデンとまん前に塩が置かれてあったりするのか・・・と今気づきました。

   邪気を祓う意味もあるのでしょうけれど)

  

・ 男鹿の五社堂と古四王とは通音であるから、その性格も同じである。

  赤神が天から降りてきた時に、眉間、逆頬、眼光鬼、首人鬼、押領鬼の五鬼が従った。

  この五鬼の筆頭の眉間(みけん)は、

  越後の弥彦(みけん・やひこ・伊夜日子)の神を意味しているとする。


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新潟・弥彦神社と弥彦山。


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新潟・石船(いわふね)神社。物部といえばニギハヤヒ。ニギハヤヒといったら磐船。


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・ 古四王神社はそのほとんどが北向きに建てられて
  いる。花巻市の胡四王堂(宮沢賢治記念館のある所)

  もまた秋田市寺内の古四王神社も北向きである。

  そして眼病の平癒にご利益があるといわれている。

 (弥彦山麓の周辺に弥彦の神がウドやタラの芽で眼を突いて一眼を

  失ったという伝承もあり、古代の天目一筒神が金属精錬に従事す

  る神というのも、鍛冶氏族の物部氏と目一つの神との伝承が繋が

  るのでしょう。丸池様にも片目になる伝説がありますが、

  一つ目の巨人ダイダラボッチ・大入道も同様かと思われます。

  男鹿の入道崎や一ノ目潟という名前もそこからきている……?)


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秋田・一ノ目潟と二ノ目潟。

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山形・丸池神社や古四王神社のある丸池様(湧水池)。

この池に棲む魚は皆片目という伝承(阿部貞任、宗任を討った前九年の役関連の)
がありますが、実際この池で目にする魚は普通の魚のようでした(←言うなw)。

近くに縄文遺跡もあり、縄文の時代より大事にされてきた神聖な場所とされています。