伊予鉄道610系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


伊予鉄道、多数の譲渡車を運行している中で思い出したかのように突然新車を投入する会社というイメージですが、この車両はその突然投入された新製車、ドデカい方向幕が特徴の610系です。足周りについては京王5000系や東武2000系の廃車発生品を利用しています。新製車とは言え比較的お安くついているかも?


方向幕は阪急や北大阪急行と同じナール体を使用しています。アルナ工機謹製のためでしょうか?また右側には何かの表示窓の跡が・・。これはなんなんでしょう?運用は高浜線・横河原線で平日朝に2編成併結の4両編成運転が1往復運転されており、それ以外は2両編成での運転となります。


車内です。従来車と比べると、なんだか一気に寒色の色使いになりましたね。


ドアです。後付け感満載ながら、千鳥配置でLED表示機が設置されています。二段構成で、運行案内と広告案内の両役を担っています。


LED表示機の無いドアです。化粧板付き両開きドアの車両も伊予鉄では少数派な気がします。


車端部です。こちらは610形のもので、2両編成というコンパクトさから仕切り扉はあえて設置していません。


こちらは横河原方、660形の車端部です。車椅子スペースが設けられており、やや広々としています。


最前面です。構成は大阪市交66系に似たものですが、展望を考慮してか仕切り扉の窓は縦方向に大きくなっています。そして、得体の知れない左上の表示窓が気になります…。


前面窓上に当たる部分にはお守りやステッカーが貼られています。こんなに詰め込んで喧嘩しないか心配なところではあります(^^;;


天井です。照明はカバーの無い蛍光灯、冷房の吹き出し口はラインフロー式です。ラインデリア等の送風補助は無く、必要最低限のシンプルさです。


窓です。一段下降窓が4枚並びます。これも東武20000系の共通項ですね。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。


座席です。ドア間は10人掛け、ドア横の立ち席スペースはほとんど取られていません。袖仕切りは肘掛けを兼ねた板で、ポールが入っていないのでスッキリしています。


車端部の3人掛けです。妻窓部分には肘を突っ込める程度の余裕があるため、少し高いですが肘掛けとしても使用できます。座り心地は柔らかめで可もなく不可もなく。座面のみ縫い込みを入れたなんちゃってバケット構造のため、空いていればある程度ゆったりは座れると思います。


車椅子スペースです。握り棒と固定用具、非常通話装置が備わりますが、非常通話装置は車椅子の方からすれば非現実的な位置に設置されています。もう少し低くてもいいかな、とも思いますね。



 

 








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