能勢電鉄5100系 5108F | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

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譲渡される編成が2編成ごとに仕様が異なるカオスなグループとなっているのが能勢電鉄の5100系です。1500系を置き換えるべく着々と増備を重ね、4両編成×5本と2両編成×2本という陣容となりました。

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4両編成の中でも特に異端なのが、2016年度に譲渡された5108Fです。阪急時代は5108Fとして4+2+2の8両編成を組んでおり、能勢電鉄入線に際し4両編成となっています。残る2両編成×2本はというと、山下以北の折り返し運用専用編成となっています。あちらも中々クセの強い編成ですが…。

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特徴は行き先表示が幕のままで残っていることと、初期編成のためパンタグラフが編成中一つとなっていることですね。これまで4両編成は必ず2つ付いていましたが、カーブが多く冬も降雪が気になる能勢電鉄において少し心配になってしまいます。

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車内です。日除け以外は見事に仕様が阪急時代のままで、化粧板と座席モケットを色調をそのままに新品へ交換した程度となっています。

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ドアです。両側の立ち席スペースが広く取られています。それは着席定員にしわ寄せするわけで…。

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ドア上には新たに開閉ランプが設置されました。変わった点と言えばここですね。阪急だとここを化粧板仕上げとすることが多く、金属地のままで開閉ランプという組み合わせは中々珍しいかもしれません。外側には能勢電鉄おなじみのセンサーが設置されています。

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車端部です。阪急時代もこうだったのか記憶が曖昧ですが、仕切り扉の窓が妻窓と同じ大きさとなっています。5100系でも大型仕切り窓の扉に交換された編成が多いだけになぜこの扉が残っているのかが気になります。

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フリースペースを有する車端部です。能勢電鉄移籍により設置されたものでしょうか。

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最前面です。特に阪急時代から変わらない前面の展望を確保した仕切り窓が並びます。

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座席からの様子。車掌台の上に新しく箱が置かれたことと、ワンマンの表示がこちら側に移ってきているため、座りながらの全面展望は少し厳しいですね。

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天井です。こちらも特に変わり無く…と言いたいところですが、照明はLED灯になっているとのこと。近年親会社で進むドア上の吊革増設は行われていません。

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窓です。阪急時代は日除けがアルミ鎧戸でしたが、移籍に際して引き下ろし式のフリーストップロールカーテンに変更されています。柄は先陣を切って導入された5136F・5138Fと同様となっています。

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優先座席の窓はこんな感じ。日除けに優先座席の文字が入っており、日除けを降ろしても優先座席であることを認識出来るようにしています。

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座席です。ドア間は7人掛け、長手方向は金属メッシュのヒーターカバーですが、枕木方向には木目の化粧板が貼ってあります。

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最前面の3人掛けです。袖仕切りは阪急時代と同じくパイプ式のままとなっています。能勢電鉄では1500系や1700系でおなじみなので慣れたものではありますが、せっかく譲渡に際して整備したのですから、モケット張りの肘掛けの袖仕切りにして欲しかった気もします。

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車端部です。モケットの擦れ具合からして、5人で座るのか4人で座るのか乗客側でも意見が分かれていることが伺えます(^^;; 座り心地は他の5100系と同様、座面はスプリングが利いたものですが、背ズリは薄く傾斜も付いていないため少し不満が残ります。乗車時間はそこまで長くないので取り立ててどうこう言うほどのものでも有りませんが…。

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フリースペースです。やはり付帯設備は握り棒のみ、荷棚も短くなっているため立ち席スペースとしての意味合いが強そうです。

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