都営6300形 前期車 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

6301
都営三田線で走る6300形です。6300と言えば、阪急ユーザーとしては京都線の特急用車両が思い浮かぶところですが、こちらでは基本各駅停車、東急目黒線内で急行運転があるなぁと言ったところでしょうか?

6302
車内です。時代はバブル真っ只中、首都圏の電車でも「カネかけたんだな」と分かるほど気合いが入ってます。

6303
ドアです。化粧板が貼られており、LED表示機が千鳥配置で設置されています。表示方法は二段式、上段で次駅、下段で各種案内を行っています。

6304
車端部です。都営地下鉄でよく見かける両開きの仕切り扉となっています。化粧板も貼られておりオシャレですが、片方を開くと反対側も開くようになっており、少々重く感じますね。

6305
一部車両には一般的な仕切り扉を持つ車両もいますが…何やら左側の物体がすごく気になります…。

6306
最前面です。仕切り扉側の窓は着色ガラスとなっています。運転台側の窓は大きめで、地上区間では運転手さん越しに前面展望が楽しめます。

6307
天井です。近年照明をLED灯に交換する会社が多くなっていますが、取材時点ではカバー無しの蛍光灯となっていました。注目すべきは冷房吹き出し口とラインデリア、首都圏の車両にしては珍しく塗装仕上げとなっており、やはりお金かかってます。

6308
窓です。一段下降窓・日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプと、この時期ではよく見ることが出来るものですね。

6309
座席です。ドア間は7人掛けのバケットタイプロングシートで、座席下のヒーターは小型化されています。丁度従来の座席と片持ち式座席との狭間に当たる時期らしい座席ですね。袖仕切りは他社ではあまり見かけないオリジナルタイプ、結構オシャレだと思います。肘掛けを想定したのでしょうか、上部に穴が空けられていますが肘掛けにしては少々低く、かと言って上部に肘を置くと少し高い中途半端さが惜しいです。

6310
車端部の3人掛けです。優先座席に指定されており、モケット色がパープルになっています。座り心地は一言で現すなら「おおらか」な座席だと思います(分かりにくいなオイ)。柔らかさも程よく、背ズリの角度や長さも丁度よいものでして、首都圏を走る通勤電車では中々の座席であると思います。

6311
そして気になっていたこの物体、純粋な地下鉄が保有する車両としては極めて珍しいクロスシートが設置されています。同世代に登場した他社の車両にも搭載例があるため、この時期はクロスシートを設置するのがひとつのブームみたいになっていたのでしょうね。

6312
ボックスシートタイプ、実態としてはロングシートを枕木方向に向けただけ…と判断するのは早計なようで、腰掛けた感じではロングシートとは別物のように感じます。その肝心の座り心地ですが、正直ロングシートの方がよかったかなぁ、とも思えます。背ズリが少々短くなっており、上体を支えにくくなっています。シートピッチもあまり恵まれませんし、好んで座る人はあまり多くなさそうです。かく言う私も好奇心で西高島平から白金高輪まで乗車しましたが、相席になったのは西巣鴨から、そこまでは誰一人として座ってきませんでした(苦笑)  後期に増備された編成ではモノの見事に省略されてしまいましたが、まぁ仕方ねぇかなぁ、と思わずにはいられません。利点としては、黙って座ればロングシートよりも1人分着席定員が増えることですね。

6313
フリースペースです。非常通話装置、固定用具、握り棒と一通りのアイテムは揃えられています。この辺りはさすが公営企業。

↑ ↑ ↑