名鉄2000系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

中部国際空港開港・ならびに常滑線を延長する形となる空港線開業により登場した2000系です。


名鉄内での最優等種別に位置づけられている種別、「ミュースカイ」に限定して運用されています。名鉄初の本格採用となった空気バネによる車体傾斜装置を駆使し、名鉄名古屋-中部国際空港間を最速28分で結びます。現在名鉄唯一の全車特別車となっており、塗装も従来の名鉄スカーレットをやめ、青色となっています。


それでは参ります、デッキドアです。旧1600系から続く両開きドアとなっています。デザイン的には片開きに見えるようになっていますね。


ゴミ箱は飲料系と分別する仕様です。

サニタリースペースがあるデッキに関してはスペース上の問題で幅が狭くなっています。


入り口横には鏡が設置されています。長らく中京圏の公私鉄には定番のように設置されている装備ですね。


そういえば、ローレル賞を獲っているんですね。この年のローレル賞は同じく中京圏を走るリニモなど、4車種も賞を獲得しており、史上最多獲得年度となっています。ノミネートに終わった車種が不憫に思いますね(^^;;

その向かいにはダウンライトで照らされたエンブレムが。


サニタリー区画へと参りましょう、トイレです。大型の車椅子対応トイレとなっています。ドアはボタン式です。


向かい側には洗面台があります。


その隣には男性小用トイレがあります。

車内です。外観同様、ブルーを基調にした色使いです。


デッキ仕切りです。大型荷物を手にした方に配慮したためか、こちらも仕切り扉は両開きでガラス張りとなっています。両側には荷物棚がありますね。さすが空港特急。

仕切り扉上にはLCDディスプレイが設置されており、時折先頭に設置されたカメラから前面展望の様子を写しています。このあたりは近鉄のアーバンライナーっぽいかも。


天井です。荷棚にLEDの飾り照明をいれていいます。

別角度から。中部国際空港では飾り照明は青色になるのですね(笑) ちなみにこの飾り照明、停車駅に近づくとゆっくり点滅します。どれだけ遊び心あんの(笑) 照明は間接照明を両側に配置し、中央にLEDのダウンライトを等間隔に並べています。それだけでは照度不足気味なので、窓上に補助照明を設置しています。やや関西寄りの思想ですね。


窓です。日除けはフリーストップ式のロールカーテンタイプで、窓の中央にカーテンレールが入っています。機能性を重視したのでしょうね。

座席です。回転リクライニングシートで、自動回転機構も備えており、折り返し駅ではその機構が生かされることになります。


付帯設備はシートバックテーブルオンリーですが、特別車料金360円ではこれと言ったものではありませんね。座り心地は程よい柔らかさ、30~60分ほどの乗車時間では十分なものです。難をあげるとすれば、旧1600系からは幾分改善されているものの、窓側のアームレストが使いづらいということ。全車特別車で原則全員着席が前提となっているわけですから、もう少しゆとりを持って設置してもいいのではないでしょうか。まぁ車体傾斜を搭載している関係で、名鉄の標準車幅数値よりも若干狭いので仕方ないのかもしれませんが・・


車椅子対応の1人掛けです。基本的に指定しない限りミューチケットでは発券されない席なので、10時~16時の間特別車にも乗車出来るフリー切符ではここに座るのがいいのではないでしょうか。もちろん、指定されたミューチケットを持った方が現れたら譲りましょう。


リクライニングしてみました。この席は台車に近い座席となっているため、空港線・常滑線では空気バネ車体傾斜装置の作動する音を聴くことが出来ます。


荷物置き場です。2段式で、下段のみセーフティーバーが設置されています。上段に関しては滑り止め加工が施されています。

↑ ↑ ↑