近鉄7000系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


近鉄の通勤電車の中でも特に異彩を放つのがこの7000系です。大阪メトロ中央線に乗り入れるために第三軌条方式を採用しており、塗装も独自のものになっています。何やら、この塗装がアーバンライナーに影響を与えたとか・・。



お、トップナンバーですね。


車内です。7020系登場に際して更新工事を行っています。


ドアです。端にイエローテープが貼られています。


LED表示機を有するドアです。千鳥配置となっており、表示できる字も小さめです。これはこの時代に登場した近鉄の通勤型電車も同様ですね。


車体が変則菱形となっており、裾絞りが振り子車両並みとなっているため、ドア足元にはステップが取り付けられています。


車端部です。ドア部分を含め、ここが一番車体断面がよく分かると思います。仕切り扉は窓が小さいもので、昭和後期製造らしいものとなっています。


優先座席を有する車端部です。妻窓も備わり、地上区間が多い同線の事情を考慮しています。


最前面です。ここは一転、壁が大部分を占めるちょっと寂しい印象です。近鉄って、全体的に前面展望には厳しいというイメージがあります。左上の「覗き窓」程度に空けられた仕切り窓、殺風景を通り越して逆に潔く感じました。

天井です。照明はカバーがかけられた蛍光灯となっています。この時期の車両といえば三角形の照明カバーを付けていそうな物ですが、関西ではよく見られるものを使用しています。

 


窓です。2段窓で、上段のみ内折れ式で開閉することが出来ます。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。


座席です。オールロングシートで、ドア間は6人掛けです。特に着席区分がされているわけでもないので、混んでくると5人で座っている様子も見受けられます。なお、現在はモケットの貼り替えが進みつつあり、近い将来このモケットは見られなくなることでしょう。


車端部は3人掛けです。袖仕切りは肘掛を兼ねた板状のものですが、上部へと伸びるパイプが袖仕切りの中から伸びています。中々独特ですよね。


優先座席の3人掛けです。座り心地は柔らかめ、空いている時にはゆったりと寛げますが、長時間の乗車では座り心地がいりそうです。問題はこの独特なポール。このポールの位置って、ちょうど着席時に肘を置く場所なんですよねぇ。正直に言うとこのポールが邪魔となっており、もうちょっと通路側へずらして配置するべきだったように思います。


最後に車椅子スペースです。ヒーターと手すりは設置されていますが、それ以外の付帯設備は特にありません。