JR西日本321系 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

京阪神緩行線に残る201系や205系を置き換えるために導入された321系です。207系をベースに、223系の技術を継ぎ足すとこうなるのでしょうね。

 


運用線区と言えば、京阪神緩行線と宝塚線、東西線、片町線をメインに活躍していますが、朝夕に神戸線加古川まで、琵琶湖線草津まで、福知山線篠山口まで、おおさか東線や東西線·学研都市線経由で奈良まで乗り入れています。

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車内です。登場当初から比べると早くも印象が大きく異なっています。その様子はまた後ほど。

ドアです。LCDディスプレイが枕木方向に設置されているためドアはこのタイプ1種類のみとなっています。

223系などと同じく半自動スイッチも設置されています。開いているときには「しめる」のボタンの縁が赤く光ります。

閉まっているときには「あける」のボタンの縁が緑色に光ります。


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車端部です。貫通扉がステンレス地むき出しのままとなり、妻窓が無くなりました。207系の車端部と比べて暗く、そして安っぽく見えてしまいます。アクセントとしては悪いとは思いませんが…。非常通話装置がありますが、ドアボタンと同じように広告枠と一体化されているので、ちょっと目立ちが足りないように見えます。

優先座席を有する車端部です。こちらには非常灯や消化器が備えられています。207系がまさかの窓の外から取り出すような構造になってましたから、取り出しやすくはなったことでしょう。

そして車椅子スペースを有する車端部。立ち席スペースとしても使用されるため、荷棚は高めに設定されています。

最前面です。こちらはJR西日本ではお馴染みの窓が大きく取られたものになっています。運転台が大型化しているため、乗務員室との仕切り扉が少し寄っています。

 

天井です。かつて吊革は白のものでしたが、225系が導入され始めると黄色で径が大きく太いものに交換されました。やはり非常制動時にとっさに掴むことができるようにとの配慮です。前述のとおり、枕木方向にLCDディスプレイが設置されています。この位置に設置されるのは珍しいですね。まぁロングシートに座っている側からは見にくいわけですな、225系などの転換クロスシート車ではこれでもいいと思いますが・・。ラインデリアの羽も同様に枕木方向を向いています。


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窓です。大きな一枚窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。一部窓は開閉も可能です。

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座席です。207系とは違いバケットシートの6人掛けとなっています。確かに207系でも7人で座っているところを見たことがありませんので、この選択は正しいでしょう。登場時から変わった部分のもうひとつはこの座席で、かつては表地がビニールのような実に安っぽいものでした。登場後すぐに乗車し、座席に座った時のガッカリ感を未だに覚えています。

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京都寄り先頭車に存在する6人掛け丸々優先座席。いつ見てもこのインパクトはすごいです。着席定員的に片側だけでもいいくらいなのに、まさかの両側ともにこれですからねぇ…。

車端部は4人掛けです。座り心地ですが、見た目通りそのまま硬いです。硬くしたのにも理由があるらしくお年寄りの立ち上がりを容易にするためだそうですが、「逆に硬すぎる」との意見が出たそうです。そりゃそうですよね。そして過去はビニールの滑りやすい表地だったわけですから、ほんとに考慮していたのかどうか怪しいところです。そしてもうひとつは袖・・これは仕切りというべきなのでしょうか。背ズリに合わせる形で微妙に存在する覆い、これも全く機能していると言えません。手すりが唯一立ち上がりを意識したもののように見えますが、それにしても実用的でないと思います。肘掛としての使用など微塵も考慮されていません。


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車端部の優先座席。こちらは通常の座席と違い、妻面に手すりが設置されています。この辺りはしっかりしているように思います。

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車椅子スペースです。ヒーター・手すり・非常通話装置と、それぞれ一通り設備は揃っています。

 

この系列で篠山口から大阪や、尼崎から同志社・木津まで乗り通すのはかなり酷なものがあるように思います。実際そのような運用が存在するわけですが・・。

 

 

 
 

 

 

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