今度は会社OBとグループ展<予告編> | スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

スーラ・ウタガワの「画家ごっこ雑記帳」

画家ゴッホではありません、画家ごっこです。

浮世絵名所の再発見をコンセプトに自分の気に入った名所を探して油絵を描いています。

そんなリタイア後の画家ごっこライフや、美術についての受け売り雑話をアップしているブログです。

先月にリタイアした会社の関西支部OB会で美術同好会展を開催したが、

今月はその中の同じ部署にいたメンバーでグループ展を初めて開催することになった。

(陰の声:まったく、忙しいったらありゃしない・・・)


OB5-DM上
・日 時:2014年5月20日(火)~24日(土)
     AM10:00~PM5:00 
・会 場:薬業年金会館  2Fギャラリー
    大阪市地下鉄谷町6丁目 C階段4番口すぐ
    (前回のOB美術同好会展と同じ会場です)
・内 容:油絵作品約40点展示予定(1人6~10点出品) 



アイデアセンターとは凸版印刷(株)の企画部門のことです。

企画部門といっても自社の企画をするのではなく、

クライアントのポスターやカレンダー、カタログ、販促物など

主に得意先の印刷物を企画制作する広告代理店的な部署です。

最近はWEB部門も手がけているそうです。

(わたしら、時代の進歩が早く最近のことは知らんモンね)

まあ、そんなメンバーが前のOB美術同好会展ではスペースの関係で

作品が1点しか展示できないので、もっと多くの作品を見ていただく

ために少人数でグループ展をやろうということになった。

そういうことならと、ぜひ私もと参加させていただくことにしました。

(陰の声:大変だ!いままでに描いた作品を集めなくっちゃf(^ー^;)


会場風景と他の方の作品は、展覧会が始まってからご紹介いたしますが、

前宣伝として私の作品のから2点ほどご案内させていただきます。

(私は6点出品予定です)

時空の広場階段
私撰:関西名所図絵之内 
時空の広場への階段  (油彩 / F10号)
公募 第17回大阪を描こう展 特選入賞作品


近年の大阪で最も変化のあったのはJR大阪駅とその周辺の

JR貨物駅跡地(現グランフロント大阪)ではないでしょうか。

と、なると名所画家(ごっこ)の私としてはぜひそこを描かなければならない!

うろうろJR大阪構内を歩き回ったのだが、広すぎてなかなか焦点が

絞れず、また、描きたいと思う場所も見つからなかったが、

そのうち「時空の広場」という看板が目についた。

いいじゃん!「じくうのひろば」、なんとなくその語感にひかれて

現場に行ってみた。

本当は「時空の広場」は「ときのひろば」と読むそうですが、

「じくうのひろば」の読みのほうが時間に空間も感じられて私は好きです。

時空広場
これが「時空の広場」 (写真)
JR大阪駅5階にある大広場、プラットフォームを跨いでおり
ここから全列車の発着をジオラマのように上から見下ろすことが出来る。

時空時計
大金時計塔(写真)
時空の広場には、鉄道の象徴ともいえる「時」を刻む
大きな金時計塔と銀時計塔がある。

時空階段
これが、「時空の広場」への大階段 (写真)
大金時計が階段の上で妖しく輝いている。


広場そのものは全ホームを跨いでおり、列車の出入りが上から見え

おもしろいけれど、私は鉄道ファンではないのでどうでもよく、

それよりも、この階段下から見上げると大金時計塔が妖しく光っている。

そのとき、ダリのぐんにやり時計の絵「記憶の固執」が頭を横切り、

ピ・ピ・ピと感じるモノがありました。

そして、私にはあの階段上の時計が異次元空間への扉のように感じられ

その、イメージをこの絵では表現しました。

また、異次元名所への案内人として男女のカップルも描きそえました。

画面一杯に描いた時計の文字盤の厚みが、階段の上の時計を中心に

左右逆にしていますが、これはパースを間違えたわけでなく、

そこから時と空間が開いていく場所のつもりでかき分けました。

(まあ、説明なぞしなくてもいいのですが・・・)



次に、出品予定の私の作品の内、ある意味「時空の広場への階段」と

セットの作品をもう1点ご紹介します。

スカイビル
私撰:関西名所図絵之内
リング・梅田スカイビル  (油彩・F10号)


この作品はJR大阪駅の北ヤードにあり、世界の名建築にも

げられている、外国人の見物客も多い「梅田スカイビル」です。

屋上展望台が夜には光のリングのように輝やいています。

ここにも異次元名所ナビゲーターとしての男女を描いてみました。

女性の手にもリングが輝いているのはちょっとした遊びです。テヘ (^_^;)


スカイビル1

梅田スカイビル (写真)
高さ:地上173m(地上40階、地下2階、延べ床面積147,397㎡)
大阪が世界に誇る新名建築。展望台に登る斜行エスカレーターは
ビルの谷間の空間にかけられており、下をみると膝が震えるよ。

スカイビル夜景
梅田スカイビル 夜景 (写真)
ビルとビルを繋ぐ展望台が美しく光ります。


グループ展は5月20日(火)から始まります。

私の作品以外に先輩達のすばらしい油絵作品が出品されます。

お近くで興味のある方で、かつ、お時間のある方はぜひご来場いただき、

現物をご覧いただければ嬉しいです。


また、次回のブログでは展示作品、会場風景などをご紹介させて

いただく予定です。

(さあ、搬入の準備をしなくちゃ・・・)