写真などと接点が多かったせいか絵心を持った方が多いようだ。
そのなかの有志で作ったものに関西地区OB美術同好会があり私も参加している。
今月、その高齢の、いや恒例のOB美術展を開催するのでPRさせていただきます。
お近くをお通りの折は覗いてください、入場無料です。(当然ですね)
アクセス:上記の地図は見にくいとは思いますが、大阪市地下鉄
谷町六丁目C階段4番を出てすぐ左側の建物です。
内容:油絵・水彩画・写真・書道・工芸などの作品約50点を展示。
4/15(火)18(金)19(土)の午後2:00~5:00私は会場にいる予定です。
(なお4/19は搬出のため午後4:30で終了します、ご注意ください)
まあ、皆様ご多忙と存じますし、近所にお住まいの方ばかりでも無い
と思いますので、来ていただける方は少ないでしょうね。
でも、このブログの作者がどんな絵を出品するか興味がありませんか?
ありますね!(強制してどうする)
では、特別に公開しましよう。
(でも、この作品はすでにある公募展で公開済みです、でも、でも、みんなに
見ていただきたいから、また出します。一度見た方にはごめんなさい)
私撰:関西名所図絵之内
あべのハルカス幻想 (油彩/F10号)
*ブリューゲルのバベルの塔をオマージュ
公募 第18回大阪を描こう会入選入選作品
この春大阪市阿倍野に「あべのハルカス」という近鉄系の商業ビルが
全館オープンしました。
あべのハルカス(大阪市阿倍野区)
高さ300メートルの日本一高いビル
デパート、ホテル、ビジネスオフィスなどの総合商業ビル
(近くの天王寺公園から撮影)
これは、大阪名所図絵をモチーフとする私としては描かねばならない・・・
と、張り切ってスケッチに出かけましたが、なかなか絵になりにくい建物に
感じました。(お前がへぼ絵描きだからやという陰の声が聞こえます)
高所恐怖症である私は下から見上げても高いモノには何か不安を感じる
たちですが、この時もそんな気がして・・・
なんとなく、ブリューゲルが描いた「バベルの塔」を思い出していました。
バベルの塔は旧約聖書創世記にある物語で古代バビロンの
ニムロデ王の命令で天にまで届く塔を築こうと建て始めたが、
神はこの人間の思い上がりをくじくため、人々の言語を混乱させたので
塔の建築は中断してしまう・・・
そんなことを思い出しているうちに私の絵心インスピレーションが
ピピピ・・・となり、そうだバベルの塔とハルカスを重ねてみよう、
とうとう人類はバベルの塔を完成したのだ???、ランランラン♪
(絵は何でも自分の思い通りに描ける、気楽なものだ)
また、ブリューゲルの「バベルの塔」は麓にバビロンの風景が描かれている
と言われている、ならば、私は大阪の街を描こう。
あべのハルカス幻想(部分)
大阪北部
画面左は桜咲く大阪城と大阪ビジネスパークのビル群、
銀杏並木の中央公会堂、梅田スカイビルやグランフロント、
遠くに走る新幹線と万博公園の太陽の塔・・・
あべのハルカス幻想(部分)
大阪南部
通天閣、紅葉の四天王寺、天王寺動物園、おなじみふぐ屋さんの看板、
阪堺チンチン電車、堺の灯台、岸和田のだんじり・・・
季節もむちゃくちゃのオール大阪を描いています。
また、空には関西国際空港や大阪空港から飛び立つ飛行機も。
それと、なんでロケットが飛んでるの?と思われる方もいらっしゃいます
でしょうが、これは大阪が誇る技術の街、東大阪市の町工場が作った
人工衛星「まいど一号」を搭載しているのである。
そして、ブリューゲルは画中にニムロデ王は現場視察を描いているが
私の絵では当然、豊臣秀吉でしょう。
な、わけで秀吉が工事現場会議?をしているところを描いてみました。
(好きに描き放題だな・・・)
あべのハルカス幻想(部分)
豊臣秀吉の陣
千成瓢箪の馬験(うまじるし)で秀吉と思ってください
まあ、こんなごっちゃ煮の作品ですが、現物を見たいと思った
物好きな方がいらっしゃれば、ぜひ、会場にお越し願います。
「この作品描いた人だあれ?」と、言っていただければご挨拶させて
いただきます。(恥ずかしいけれど)
もちろん他の会員の素敵な作品も多く展示されています。
今回は私の作品をながながと説明しましたが、次回ではOB展の会場風景を
ご報告しようと思います、ご期待(?)ください。