Setsuko Kojima Official BLOG

Setsuko Kojima Official BLOG

Singer、Voice Trainerとしても活躍する、
女優・小島節子のOfficial BLOG。

今やTOPスターであるある方に

『これやれば上手くなる
発声を教えてください』

と言われたことがある。

ビジネス感覚のあるトレーナーなら

これをやって!
とプロモーションしたかもしれない。

私ははっきり

『そんなものはない』

と言った。

『今』必要なものは刻々と変化するし

子供の時の服は必ず
着れなくなる時がくるのと
同じなんだ。

『今』必要なことを

必要な分

必要な力の負荷をかけて

トレーニングするのが私の仕事だ。

もちろん、技術、感性、身体や意識への。

そう心を与える
アプローチは必須だ。

何故ならば、意識や感覚感情も

経験や楽曲により、変化するから。

自己完結とか、自己解決とか

狭い意識下では
芸術表現は不可能なのだ。

音大出身の私は、どれだけ自己解決型の
教授達を見てきたか。

音楽には真摯でも
人に対しての不遜さは信実のアートにはならない。

自己解決の妙は
自分の価値観が正義、正論に
意識下で成り立たせる。

自己解決は、
アートには決して無いのだ。

アートは実に相手を含む
世界を含む、人も自分も裏切っている
ことにさえ気付けている世界で

もちろん承認欲求も、
アートには無くてよい。

SNS鬱が話題となるのは
承認欲求のそれだ。

ビジネスにはあるかもな世界。

綺麗だけを切り取る。

『綺麗』と『美』は
すべからく違うのだよ。

私は占星術で
『ビジネス脳皆無
の感覚的な生粋の芸術家』

と言われた。

そういうと、超バランス悪い奴
みたいに思われるが

周りの方々に支えられてなんとか
生きてる。

自分のやりたいことなど

わからないのが
そもそも芸術家なんだ。

私は舞台やステージに立つ
アーティストが愛おしい。

素晴らしいと感じる。

全エネルギーをそこに、今に使う。

その積み重ねと蓄積が
『美』なのだと感じる。

何を蓄積しているか。

NG 💡negativeなワードや
恐怖は

『美』には繋がらない。

潜在意識にアクセスし
自己を知ることからしか

『美』という芳醇は
得られない。

私はそれを知りながら
日々アーティストに
向き合いたい。

もちろん自分とも。

『愛』とか曖昧な世界を
私は最近卒業した気がする。

『美』こそ真実だ。内面の。

この度、DMMオンラインサロンにて『小島節子 オンラインサロン』を開設しました。

 

『小島節子 オンラインサロン』で私が伝えていきたいことは「美意識」です。

 

「美意識」は、人生をより豊かに自由に、創造することができます。

⻑年、表現者たちに伝えてきたことを、表現を生業とする方々だけでなく、

一人でもたくさんの方々に届けたいと思い、『小島節子 オンラインサロン』を開設することを小島節子は決めました。

 

下記のURLより『小島節子 オンラインサロン』の詳細をご確認いただけます。

 

 

『小島節子 オンラインサロン』

https://lounge.dmm.com/detail/7057/

 

 

『小島節子 オンラインサロン』でのコンテンツの提供開始の時期は、2023年9月からとなります。

 

『小島節子 オンラインサロン』は入会審査制のオンラインサロンです。

ご入会の手続きの際に入会アンケートにご回答いただきます。

 

ご了承の上、ご入会願えればと思います。

 

 

人生には喜びの瞬間もあれば、悲しみの瞬間があります。

その喜びと悲しみを共有できる場所に、そして皆さんにとって安心できる場所であること。

 

“心がザワザワした時に「小島節子 オンラインサロン』に来ると安心する”

 

そんなふうに言っていただける場所にしたいと、私は思います。

 

 

ぜひ、『小島節子 オンラインサロン』にご入会ください。

先日、ある劇団の
若手だけの公演を観劇した。

若手の公演はこなれた感じはなく
ひたすらな熱で挑んでいる感じ。

そんな中に、ひときわ

『活きのよい魚』

のような人がいた。 なんというか。

私は初めてこういう人を観た。

ゆったり泳ぐ魚の中に

1匹だけ

抜群な鮮度で泳いでいる魚のようなのだよ。

ベテランの方の演技は確かに
こなれたり、安定感もあるだろうし
探求力もあり、技術もある。

新鮮さや鮮度ではない、熟練度や器用さや巧み。

ただ、これはもうけっこう
お腹がいっぱいに感じる時ももあり
どこか、そんな自分の『悦』に入ってるのかも
しれない。

その『活のよい魚』は

その方のお人柄から生み出された、

本物の、真実の、永続的な

『感謝』。

なんと言えばよいだろうか。

そして、行動が先でそれを
突き動かす感情は切に溢れていた。

まさに、アクティングコーチの
イヴァナの中核を天然にやってのけて
いらした。

私は人とは、些末なものと
感じるときがある。

やったり、やらなかったり。
簡単に時間や関係性を些末に扱う。

君の優先順位はどうなってんのか?と
感じたり。

もちろん人間だから仕方ないかもなのだ。

活のよさ。とは。

俳優として歌い手として
教師としても

経験を重ねても、なお

鮮度を重要とする仕事をする私は
日々の生活において

自分が受けた

恩恵や、支援に対して

感謝の気持ちが身体の中を泳いでいる
みたいな感じが重要なのかなと

私は、推察する。

素晴らしい俳優はたくさんいる。

そして
鮮度を保てているアーティストは

愛されるために愛するのではなく
愛そのものなんだと感じる。

舞台挨拶で

『不安で恐くて逃げたかったけれど、
お客様の拍手に己の心が開き
喜びを感じている
自分を感じることが出来ました』

という言葉には表も裏も嘘もなく

ただ、今ここに
全ての感情と佇む。

活きのよい、ひときわ、活きのよい
鮮度が抜群な佇まいであった。

人を騙すのはダメなんだ。
当たり障りなく人や物事を
かわすようになるのは

鮮度から離れる行いだと思う。

私の尊敬してやまない俳優
メリルストリープさんや
樹木希林さん

清らかで無欲で厳しい印象だ。

演技は常に鮮度が高く
常に初めて観る人のようだと感じる。

幾つになっても、どれだけ経験を
重ねても謙虚に

『活きのよい魚』のようでいたいよ。

人としても、表現者としても。

無駄なことを考ず

どんな荒波の中でも無限と感じる
海の中で

ただ泳ぐだけでありたいものだ。

それだけで『美しい』のだから。
それだけで美しいんだよ。