今まで少しモヤっとしていた乃木坂46の握手券売り切れ状況の完売表記に関して改めてまとめてみたいと思います。
「乃木坂46の握手会購入方式の特徴」
①決済(代金の支払い)が完了してから完売状況が発表される。
②落選したのに完売状況を確認すると完売していない事がよくある。
③1次応募受付で完売が出たことは1stシングル~8thシングルまでの期間で一度もなく、今回9thの応募にて初めて完売が出た。
「AKBの握手会購入方式の特徴」
決済前に次の応募が開始されるため、支払った支払わないに関わらず完売表記に影響を与える。
(キャンセル分を後でまとめて再販という形式)
「AKBの握手会購入方式と比べた乃木坂の握手会購入方式のメリットとデメリット」
メリット:申込んだだけで支払わなかった分はカウントされないので、すぐに純粋な完売状況が確認できる。
デメリット:支払い辞退者が1人でもいると完売表記されないため、完売が出にくい。
「疑問点:支払い辞退者が1人でもいると完売しないのに、なぜ2次応募以降に完売が続出するのか?」
ここからは仮説になります。
例えば、1部500枚の握手券があり、1次応募受付で1000人が応募して、その中の300人の人が1~3枚ずつ当選したとします。
支払いキャンセルをする人の割合を2%と想定します。
そうすると支払いキャンセルする人はおおよそ300×0.02=6人になります。
この6人が平均2枚ずつ申し込んでいたとすると、12枚は売れ残ります。
こうなると700人の人は落選したのに、12枚売れ残っているので1次応募受付で「完売」にはなりません。
次に2次応募受付が始まり、残りの12枚に対して申込みをします。
更に1000人が応募したとしても、当選する人は最大でも12人です。
全体の2%である支払いキャンセルする人が含まれる可能性は300人の時より、12人の時の方が少ないですよね。(12×0.02=0.24人)
つまり、売れ残り枚数が少なければ少ないほど未払いキャンセルのリスクが比例して低くなっていくということになります。
上記の事より、完売状況や完売速度はある程度は信頼できるが、カッチリとしたものではなく多少振れ幅があるものだと思います。
特に、1次応募受付に関しては支払いキャンセルする人のリスクが高い為、これだけで売れ行きを判断するのは大変難しいですね。