「あなたたちは、比べるのが好きね。」


と、中学校の時に、私の尊敬していたカリスマ先生は言った。 自分の価値を測るのに他人を尺度として使うのは好ましくないということをその時気づかされた。 ある大会が近づいており、妹も私も出場することになっていた。 私たちは実は密かな負けず嫌いだった。


人にはそれぞれ能力にも最終目的地にも差がある。他人と比べることほど時間の無駄なことはない。自分のベストがどれなのかを見失ってしまいかねないからだ。


と分かっていても、今でも知人がイギリスのテレビでコメンテーターをしてたり、司会してたり、世界的な学会で受賞したり、有名な学術雑誌に研究が掲載されたりなどなどと幅広い分野で鋭い活躍していると、刺激を受けずにはいられない。


全く、年齢ではないのだ。能力なのだと(文化によって差があるかもしれませんが)。


横の人、前の人、後ろの人との距離に集中するのではなく、自分の目標との距離、自分との競争にももっと目を向けたいと思った。