突然好きな英語の歌詞の一節を勝手に和訳します。
How could you leave me when I needed to possess you?
I hated you. I loved you, too.
ケイト・ブッシュのWuthering Heights(嵐が丘)の中の一節です。 日本では、「恋のから騒ぎ」という明石家さんまさんの司会の番組のオープニング・テーマ曲でもあるようです。
きっと公式の訳もあると思いますが、勝手に訳してしまうと、
「どうして傍にいて欲しいときにあなたは私をひとりにしたの?」
「あなたのことを憎んでたけど、心の奥では愛してた。」
人生では、この曲の中のヒースクリフ側になって、
「どうして傍にいて欲しかった時に君は俺を捨てたんだ/あなたは私を捨てたの?」と言われることもあれば、
逆にその台詞を言いたいと思う側になる可能性もあるのではないかと思います。
この曲では、「あなたのことを憎んでたけど、心の奥では愛してた。」 と、人の感情が一筋縄ではいかないところも突いています。
1978年に発表されたこの曲はエミリー・ブロンテ著の「嵐が丘」を基にしています。ケイト・ブッシュの曲では、死んでしまったキャサリンがヒースクリフのもとに帰ってきて呼びかけているようですが、こう見える一方、ヒースクリフの中に存在するキャシーの亡霊がヒースクリフの妄想の中で彼が願っていることを言っているのだとも考えられています。
恋の情熱の為に幻想を見てしまうなんて、怖い事ですが、その狂気にとりつかれたような高音のメロディに、この歌詞はぴったりだと思いました。
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