http://heaaart.com/post/180177

2016年6月28日、米カリフォルニア州で100時間にもおよぶ救出劇がくり広げられました。
それは、車のバンパーから飛び降りた際、誤って排水溝に落ちてしまった野良子猫を救い出すというものでした。

 

子猫を発見した人たちは、すぐにアニマルコントロールや消防署に連絡して助けを求めました。
しかし「我々が子猫のために出来ることは何もない」と言い放たれてしまったのです。

 

そんな時でした。
連絡を聞きつけた地元の動物レスキュー団体「Sierra Pacific Furbabies(シエラ・パシフィック・ファーベイビーズ)」というボランティアの人たちが子猫を助けると名乗り出たのです。

彼らは現場に到着すると、子猫が落ちてしまった排水溝を確認しました。
子猫はすぐに見つかりましたが、排水溝の縁ある直径60センチほどの穴に潜り込んでしまい、ひどく怯えていました。
そのためレスキュー団体は、ラジコンカーに餌をくくりつけ、その餌で子猫をおびき出すことにしたのです。

しかし子猫はとても警戒心が強く、なかなか穴から出てこようとしません。
そのような状況が何時間と続いても、レスキュー団体の人たちは誰一人諦めず、子猫が出てくることを信じて待ち続けました。

救助活動を開始してから4日が経過したとき。
子猫が穴の入り口付近まで出てきて、顔をチラリと覗かせました。

 

それに気づいたレスキュー団体のメーガンさんは、すかさず子猫を捕まえます。
そして…ついに子猫を救出することに成功したのです。

{9B4258CE-1998-4399-920C-A5D84C80BB4D}


子猫はひどく怯えていましたが、メーガンさんの腕に抱かれ、少しずつ落ち着いていきました。
幸いなことに、怪我はひとつもありませんでした。
{4F970203-BF84-458A-ABC8-74C9454D0542}

こうして、およそ100時間にも及んだ子猫の救出劇は幕を閉じたのです。

 

それから数日後。
無事に救出され、一命を取り留めた子猫はメーガンさんの家族として迎え入れられました。

 

{00798B9F-7123-4454-AF49-C3170E150A23}


その後、子猫は『カリ』と名付けられました。
今ではみんなから可愛がられ、メーガンさん一家と幸せな毎日を送っています。
{6A0741F9-EE73-497B-A528-5DCEC51684CE}

 

きっと彼はこれからも楽しい日々を送っていくでしょう。
そして元気な姿を見せることで、メーガンさんを初めとするレスキュー団体の人たちに恩返しをしていくのではないでしょうか。

https://youtu.be/jIfBv2a1tAI