ほっかほっか亭と競争 関西・中国に出店へ プレナス新店名「ほっともっと」 | 人気ボクサーブリーフ店

ほっかほっか亭と競争 関西・中国に出店へ プレナス新店名「ほっともっと」

ほっかほっか亭と競争 関西・中国に出店へ プレナス新店名「ほっともっと」


 「ほっかほっか亭」から「HottoMotto(ほっともっと)」へ‐。持ち帰り弁当のプレナス(福岡市)は12日、経営陣が福岡市内などで会見し、店名変更後の経営戦略などを説明した。看板の付け替えなど設備投資負担は20億円超に上るが、「店舗の売り上げに大きな影響はない」(本川嘉史副社長)と予測。未出店地域の関西・中国に新規出店する方針を明らかにし、別会社が運営する「ほっかほっか亭」との競争も辞さない考えを強調した。


 同社は、九州や東日本で約2200店を展開。今後は、直営を除くフランチャイズ(FC)店約1200店が、プレナスの店名変更に応じるかが焦点になる。


 同社はこの日、新店名発表前に福岡市と東京都内でFCオーナー向け説明会を開催。本川副社長は「感触だと、九州を中心に8割以上のFCが一緒にやってくれると思う」と語ったが、東日本などの一部でFC店が「ほっかほっか亭」に残ることは避けられそうにない。


 未出店地域への新規出店は、こうした収益面でのマイナス影響をカバーする狙いもある。同社は関西地区で既に、飲食店「やよい軒」を47店展開、一定の食材物流体制を構築している。立地選定などを手掛ける新組織も近く設置し、ほっかほっか亭総本部(東京)の親会社で約990店舗を展開するハークスレイ(大阪市)の“牙城”に攻め込む構えだ。


 本川副社長は「当社が1店舗当たりの月商で(ハークスレイを)上回っているのは、メニュー開発や広告宣伝力などの差だ」と強調、競争に打ち勝つ自信をみせた。しかし、総本部側は同日、プレナスの営業禁止を求める仮処分を申請するなど反発を強めており、プレナスの新体制への移行がすんなり進むかはなお不透明だ。


出典:西日本新聞