【Googleアルゴリズムの軸】
1,コンテンツ優先・被リンク劣後
2,マイナス評価+ゼロ評価+プラス評価
上記が、現在のGoogleアルゴリズムの「軸」となっており、この軸に沿って肉付け(プログラム付け)して行きシステム化したものが「Google検索エンジン」となります。
サイトのトップページURLは「サイトの幹」ですので、「サイトの枝葉にあたるサブURL群」のように切り捨てて(削除して)難を逃れるといった方法を取る事が出来ません。
現在のGoogleには、「マイナス評価」も導入されているため、被リンク対策をトップページURLに施す事によって、確率的には低いにせよトップページURLがマイナス評価やペナルティを受けるリスクがございます。
トップページは削除できませんので、トップページURLがペナルティやマイナス評価を受けますと、サイト内の他のURL群にまで其のマイナス影響が波及する形となります。
被リンク対策の対象にトップページURLを加えれば、「URL削除が困難なトップページURL」もリスクに晒される事になります。
URLの削除ができない場合は、やむをえず「被リンクの削除」に動く事になろうかと思いますが、この場合は「被リンク削除コスト」(被リンク削除費用)が嵩みます。
よって、「万が一の事態」が発生した場合のSEOの出口戦略(出口部分のシナリオ・筋道)というものを「今、描いて置いて頂く」必要がございます。
昔のGoogleには「マイナス評価」が無かったため、出口戦略など考える必要もございませんでしたが、今は違います。
今のGoogleアルゴリズム下においては、出口戦略を被リンク対策開始前に頭の中で描いておく必要がございます。
URLが削除できれば損失は限定的で済みますが、URLが削除できない場合は過去に設置した被リンク群を片っ端から削除して行く事になりますので、莫大な被リンク削除コストが発生します。
それを踏まえた上でリスクを取って「トップページURLで被リンク対策を行う」という事であれば、それでも結構ですが、「それは困る」という事であれば対策URL候補からトップページURLを外して頂く必要がございます。
この意思決定を誤りますと、貴社の後々の事業計画にも大きな影響を与えます。
「トップページURLを対策URLに指定する」という事は、「トップページURLでリスクを取る」という事になります。
貴「対策サイト」が「集客サイト」という位置付けであるならば、トップページURLをリスクに晒すのも「有り」となります。
万が一、テールリスク(ブラックスワン)が現実化した際には、別の「集客サイト」を新規で立てれば新環境にも対応可能できますので、問題とはなりません。
「集客 兼 営業サイト」ような位置付けの場合は、機動的にサイトのスクラップ&ビルドを行うのは容易では無く、通常は動けません。
ですので、被リンク対策を施すURL群(集客URL,集客目的のURL,集客用のURL)に関しては「万が一」の際には削除が可能なURL群を選んでおいて頂く必要がございます。
現Googleアルゴリズム下においては「集客 兼 営業サイト」の場合は、サイト内の「末端URL群」や「それに近いURL群」を「集客URL」として指定して頂くと、万が一の際の難は逃れやすくなります。
末端URL群であれば、URL削除も容易で其れによって被る損失も限定(ヘッジ)されます。
一方、サイトの幹となる「トップページURL」やサイト内の「主たる営業URL群」(営業目的のURL)を被リンク対策の対象にしてしまいますと、いざという時のURL削除は極めて困難となります。
その結果、他URL群までマイナス影響や損失が拡大して行く形になります。
そして、URL削除が不可能であれば、被リンク削除に走るよりほかなくなります。
そうなると、被リンク削除コストが膨らみます。