中国家電 世界初の電子レンジ 格蘭仕 ギャランツ UOVO イタリア語 卵 | 3分でわかる中国食品・食材攻略

中国家電 世界初の電子レンジ 格蘭仕 ギャランツ UOVO イタリア語 卵

■中国家電 世界初の電子レンジ 格蘭仕 ギャランツ UOVO イタリア語 卵

まいど、おおきにさんです。コテコテのナニワ企業経営者、戸田大介です。

格蘭仕(Galanz)なんて家電メーカー、中国家電に詳しい人以外はあまり馴染みがないのではないでしょうか。

格蘭仕(ギャランツ)は中国の電子レンジ製造における最大手のメーカーです。

格蘭仕(ギャランツ)はOEM生産も含めると、全世界における電子レンジ生産の30%以上を占めている言われる、電子レンジ生産量世界一の企業です。

以前は一途なまでに電子レンジ専業の製造メーカーでしたが、現在はエアコンの製造も行っています。


格蘭仕(ギャランツ)が2011年に新発売した電子レンジが、中国市場で人気を博し、話題になっています。

そもそも家電製品で世界初と言うと、技術的なことに注目が集まりがちです。

格蘭仕(ギャランツ)が、イタリア語で卵を意味する、UOVOと名付けたこの電子レンジは、その形状が世界初なのです。

一般的な電子レンジは四角い箱状で、全面が開閉式の扉になっています。

ところが、UOVOは上部が半円のドーム状カバーで覆われていて、それが全体的に開閉できるようになっています。
UOVO1


UOVO2
これが世界初のドーム状電子レンジ UOVOです。


いかかがでしょうか?

私は非常に近未来的なデザインでCoolだと感じました。


このようなドーム状の電子レンジを製造するのは技術的に非常に困難でした。

UOVOはその形状だけが世界初ではありません。

技術的にも今までの電子レンジとは異なっています。


この格蘭仕(ギャランツ)のUOVO発売が発表されるやいなや、中国市場ではiPhoneのように購入したいと言う予約が殺到しました。

UOVOのドーム状の蓋は透視率90%以上で、調理しているモノの状態が非常に視認しやすくなっています。

開閉は45度と65度に開くことができるようになっています。

開閉部は20万回繰り返し開閉しても壊れない強度を保っているそうです。


UOVOの定価、小売価格は、人民元2,498元です。

中国市場で売れ筋の一般的な電子レンジの価格帯が300~800元であることを考えると、UOVOの売価は高く設定されています。


ところがUOVOを欲しいと思った中国人消費者にとっては、この価格は予想していたより安かったとして格蘭仕(ギャランツ)は大絶賛されました。


1978年に設立された格蘭仕(ギャランツ)の本社ビルには会社の経営理念、「努力、譲顧客感動!(努力で、顧客を感動させよ!)」と書かれているそうです。

UOVOはその形状、価格共にまさに格蘭仕(ギャランツ)の経営理念を如実に体現していると言えるでしょう。
UOVO3
格蘭仕(ギャランツ)のUOVOは家電製品として中国 2011年のヒット商品になことが予想されます。


UOVOの電子レンジとしての性能、使い勝手に関しては実際に使用したことがないのでわかりません。

ただ、私はこのデザインみ見て、それだけで欲しいと思いました。


こうした新技術を取り入れた、独創的デザインの家電が、中国発で開発されるぐらい、中国家電メーカーの開発力も高くなっています

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※画像を中国のサイトから引用しております。