先日、50数人の演奏を通して聴く機会がありました。
初心者がほとんどですが、とても興味深く聴きました。

初心者でつたない演奏にもそれぞれ「その人自身の音」があるということを改めて感じました。

普段、レッスンでお付き合いがあるので、各々の性格は大雑把には把握しています。

演奏が終わるまで演奏者は見ないで音だけに集中し、終わったところで目を開けて見ると音は体格・性格そしてその人の醸し出す雰囲気とほぼ一致しています。

中にはそんな大胆な性質があったんだ~
           そんなに繊細だったんだ~と再発見することも・・

ということは、憧れる音ではあっても、真似をしても結局は人様の音。
性格と一緒でこの性格と生涯付き合っていくんだから、憧れる性格を真似ても仕様がない
 
いい音って一口に言っても千差万別。いい性格と言っても千差万別。
「世界に一つだけの自分の音」を受け入れて大切に育てていこう
この体格・性格などから作り上げられる自分の音を、慈しんで育てていこう

 




(チハル記)