名人戦第2局、稲葉いいところなしでしたね。
 
8筋を押し込まれて、玉頭を狙われて、右翼も潰されて、全戦線で遅れをとった。△3七歩に対し金をかわせないようではどうにもならない。さらに△3八歩成を銀で払わないといけないのが悲しい。先手の飛車は1日目から懸念されていたように機能しないまま終わった。
 
なぜこうなったかだが、
 
1)序盤に戻り矢倉なのに横歩を取ったため、手数で立ち遅れ
2)▲3六歩を先にしたため、▲4七銀とする機会を逸し、飛車の横利きは効かない、上部も薄いと不備が拡
 
 
が原因ではないかと。
 
 個別の手がどうのこうのという以前に構想がおかしかったように思える。