娘よ、ゆっくり大きくなりなさい
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株式会社 ビーケーワン

ちょうど夏休み、新聞の新書紹介を読んでから、ずっと読みたいと思っていた本です。

私は、養護学校に勤務しているので、お父さん(著者さんですが、あえて)とお母さんの気持ちがすごく伝わってきました。

現在の医学では治癒不可能とされるミトコンドリア病と、どうやって向き合うか。そして、これからの未来に向かって、どう歩いていくか・・・。

愛する娘が難病と診断されたら。他の子と違う。障害は個性だ!なんて言われて久しいですが、頭で理解できても、心で受け入れていくことは言葉ほど簡単なことではない。「愛情溢れるドキュメント」とありますが、とても考えさせられました。

この本の中で、お父さんが友人の方に、娘さんの病気のことを初めて告白しています。この友人の方も、以前ガンに冒され、再発の恐怖と戦っているんですが、その人がお父さんに掛けた言葉。本当に胸に、心にジンときます。

読書の秋にぜひ。