五感プロデュース研究所、-s五感プロデュース研究所、-s

女性ホルモンには、美しい肌を保つという効果があります。通常女性の肌は、24~25歳の頃が最も水分が多く、弾力性もあり、きらきら輝く美しい肌をしています。しかし、24~25歳以降は年齢を重ねるとともにしわやしみが増えたり、乾燥したりして肌の輝きが減ってきてしまいます。また、女性の肌の衰えは閉経になることで急激に加速してしまうことも多いようです。
女性が閉経後に肌が衰えるのは皮膚に対する紫外線などの影響が強く出始めるためと、女性ホルモンが急激に少なくなるためであると考えられています。女性ホルモンは皮膚の水分量を増やして弾力性のある美しい肌に保つなど、様々な効果をもたらしています。したがって、女性が閉経になり女性ホルモンが出なくなると皮膚が衰えてしまうのです。
しかし、女性ホルモン剤を服用することで肌の衰えを防ぐことができます。実際に女性ホルモン剤を使用すると、皮膚のいろいろな検査項目が若々しくなり、美しい肌になるという効果があることも明らかになっています。
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモ(プロゲステロン)はそれぞれに働きがありますが、ふたつのホルモンが協力して行う大きな働きといえば、妊娠、出産に備え子宮の環境を整えること。卵胞ホルモンが子宮内膜を増殖させ、黄体ホルモンが増殖した子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態にしていきます。
妊娠が成立しなければ、黄体ホルモンの分泌が減って、必要のなくなった子宮内膜がはがれおち、月経が起こります。そしてまた、卵胞ホルモンの分泌が増えはじめて、子宮内膜が増殖していくというわけです。
ふたつの女性ホルモンがバランスよく分泌されていることで、一定の周期でそうした子宮内膜の変化がくり返されます。そして毎月の女性の体のリズムが生まれているのです。
女性にとってうれしいのは、肌のハリや潤いを保つ働き。これは卵胞ホルモンにコラーゲンの生成を助ける働きがあるためです。そのほかにも、骨の密度を保つ、コレステロールを調節して動脈硬化を防ぐ、記憶力の低下を防ぐ、感情を安定させるなど、卵胞ホルモンは体のあちこちに作用しています。卵胞ホルモンは、女性が健康や若々しさをキープしていくために、とても大切なホルモンなのです。
女性ホルモン分泌は、一ヶ月の内、半月は体温が0.5度ほど低くなり、この間は卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されて、後の半月後には今度は体温が0.5度ほど上昇して、エストロゲンが減少すると、黄体ホルモ(プロゲステロン)が分泌されて排卵の準備にはいります。卵胞ホルモンが子宮内膜を増殖させ、黄体ホルモンが増殖した子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態にしていきます。但し、生理があったからと、受精卵が着床しない場合があります。これらは女性ホルモンバランスが悪い状態で起こります。これらを「偽月経」と呼ばれています。
女性が女性らしい、肌に艶、目に潤いなどが出る。女性が最も美しく見えるのはこの黄体ホルモ(プロゲステロン)が分泌されているときなのです。
では、これら女性ホルモンのバランスを整えるよい方法は、嗅覚刺激が良い効果があります。
嗅覚刺激は他の感覚と違い、大脳辺頭系に伝わり、直接伝わります。ですから、嗅覚の鋭い女性にはアロマオイル、植物由来の女性ホルモンが含まれているものがあり、クラリセージなどがその代表です。
クラリセージの注目される成分は鎮静作用を持つ「酢酸リナリル」と女性ホルモン様作用がある「スクラレオール」で更年期症状や月経困難症、稀発月経の治療に有効とされています。
などの香り刺激が効果的です。リラックス状態になり、脳波もβ波などの働きにより、自律神経によい影響を与えます。
また、食事も女性ホルモンの分泌バランスを整えるのに、とても大切です。
下にホルモン分泌を整えると言われている食物をピックアップしますので、参考にしながら、自分の体に優しい食物を心がけましょう☆
ビタミンE→血行を促し、ホルモン分泌の状態を整える効果が。アーモンドやナッツ類、鰻やタラコなどに豊富
ビタミンC→ストレスへの抵抗力を増す。ストレス性の月経不順などの人に。野菜や果物に含まれる
ビタミンB1→脳の神経の働きを正常にし、ストレスへの抵抗力アップ。鰻や豚ひれ肉、カレイ、大豆など。
カルシウム→不安定な気持ちを静める。ヨーグルト、豆腐、がんもどき、小松菜、干しえびなどを積極的に。
マグネシウム→月経前のむくみを防ぐ働きが。アーモンドなどのナッツ類、干しひじき、納豆などに。
ビタミンB6→エストロゲンの代謝に欠かせない栄養素。まぐろ、さんま、鮭、いわし、バナナなどに。
EPA、DHA→血行を促し、ホルモン分泌が活発に。はまち、いわし、さば、さんまなどの魚介類に豊富。
イソフラボン7→女性ホルモンと似た働きをする成分。きな粉、納豆、豆腐、みそなどの大豆製品に含まれる。

など、これら女性バランスを整えことで、美肌だけでなく、身体、精神的なバランスも整えアンチエイビングに繋がるということです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、