最高指導部にも韓流ブーム―中国 | 世界日報サポートセンター

最高指導部にも韓流ブーム―中国


「大長今」が高視聴率


 韓国のテレビドラマ「チャングムの誓い(中国語題・大長今)」が日本、香港、台湾だけでなく中国でも放映され、韓流ブームが新たに広がり始めている。中国の胡錦濤国家主席や呉邦国全国人民代表大会常務委員長も熱心に視聴しており、最高指導部から庶民までチャングムの魅力に取りつかれている。(香港・深川耕治)


 「大長今」は九月初め、湖南テレビで放映開始以来、視聴率は放映回数が増えるに伴い、着実に上昇。中国国民の約14%に当たる一億八千万人が視聴した。同ドラマの放映権は三千五百万元(一元=十四円)で湖南テレビが中国中央テレビを抑えて獲得。放送開始以降、上海や湖南省などの女性は整形外科へ出向き、「ヒロイン役の李英愛(イ・ヨンエ)そっくりにしてほしい」との要望が急増しているという。


 韓国紙「朝鮮日報」によると、胡錦濤国家主席は九月二十三日、北京で韓国与党・開かれたウリ党の文喜相(ムン・ヒサン)議長と会談した際、ドラマ「大長今」を楽しみに視聴していることを伝え、「非常に多忙なので毎回見ることはできないのが残念」とも述べ、「大長今」ファンであることを明らかにしたという。


 また、呉邦国全人代委員長も非公式に「妻が毎回韓国ドラマを見ているので、私も一緒に見ないわけにはいかない。最近見ている『大長今』は非常に面白い」と述べており、やはり大長今ファン。


 湖南テレビは毎回、ドラマ「大長今」の放映権を一回当たり一万㌦で買い上げ、九月一日の放送開始後、視聴率は既に14%を突破。最近は中国内で夫が妻の視聴を阻止して妻の投身自殺未遂事件まで発生する熱狂ぶりだ。


 中国共産主義青年団の機関紙「中国青年報」は「中国人は誰も大長今が大好き。ロマンチックな人間関係とラブストーリー、意志堅固な理想への努力や美食など、中国人の自己理想を大長今に見いだしている」と高評価。


 湖南テレビで放映開始以来、同CM広告費は十五秒間当たりで五万元に上り、すでに四千万元の広告費を獲得。さらに広告費は上昇している。湖南テレビでは十一月初め、ヒロイン役の李英愛さんの訪中を招請し、主題歌の共同演歌会などを計画。「大長今」は中国での韓流ブームの新たな火付け役になりそうだ。

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