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お世話になっております。
民事裁判を起こす際の身分確認についてお伺いいたします。
民事訴訟を起こす際に、原告が成人している場合は一切、身分証の提示は求められないのでしょうか。
例えば、
配偶者になりすまし不倫相手に慰謝料の請求を申し立てる、ということは出来てしまいますか。
調停の場合もどのようになるか教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。
芭蕉先生より
◆民事裁判を起こす際の身分確認についてお伺いいたします。
※『起こす際』と言うのが、どの段階を指しているのかが不鮮明ですが、下記の通り回答します。
◆民事訴訟を起こす際に、原告が成人している場合は一切、身分証の提示は求められないのでしょうか。
※起こす際と言うのが訴状を提出（申立手続き）するときであれば、郵送でも申し立て出来ますので、本人でも、知人でも、他人でも、未成年者でも可能です。
◆例えば、配偶者になりすまし不倫相手に慰謝料の請求を申し立てる、ということは出来てしまいますか。
※『申し立てる』ことは可能です。
◆調停の場合もどのようになるか教えていただきたいです。
※『申し立て』であれば可能です。
【所見】
ちなみに、法廷に入るときも身分証の提示を求められることが少ないので、老けている未成年者なら確認をされない可能性もあります。
この質問を見て様々なことを考えてみましたが、架空の人物同士が訴訟で争うことも可能かもしれません。
更には、全くの他人が本人に成り済ましての訴訟も可能かもしれません。
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【ネットリテラシーについて…】
ネットリテラシーとは、ネットで得た情報を正しく利用することができる能力のことです。自らが欲する情報を入手（収集）できる能力や、その情報が正しい情報かどうかの判断ができる能力なども含まれると考えていいでしょう。ネット掲示板などでは、誰もが自由に書き込みできるため、様々な情報を入手することができますが、書き込まれた情報が正しいかどうかの保証はされていません。従って、入手した情報が机上論なのか現実論なのかも見極めなくてはいけません。ですから、ネット上の情報だけでなく、信頼できる筆者の署名記事や、友人、知人、家族などの意見、当事者の生の声などの複数の情報を総合して判断することが大切です。ちなみにリテラシーとは和製英語で「何らかの表現されたものを適切に理解・解釈・分析・記述し、改めて表現する」という意味です。ネットリテラシーはインターネット情報を理解し正しく利用出来る能力という意味で感じ取ってください。