出石藩仙石家が幕末に編纂した家史で、「改撰仙石家譜」というのがある。

 実は数年前から翻刻したいと思っていたが、昨年あたりから、出石の知人と、これまた知人の隊長で翻刻しようということになった。それで作業を進めていたのだが、歴代藩主の分が一通り翻刻が終わった。

 といっても註を付したり、文字の訂正等もあるからまだ完成と言うにはほど遠いが、暫定版として、出石の知人とその先生と、隊長と私の4人用の翻刻に携わった人用に4部だけ作成している。これに朱を入れて完成させていくというわけだ。

 あとは仙石家の子たちと外戚の伝記、そして支族譜のみである。歴代藩主は明治維新までだが、支族譜は明治以降も書いてあって、すごい。

 しかし、歴代藩主という主体的なところが1年くらいで翻刻できたのはうれしいことだ。

 

 本当は赤穂藩森家の「森家先代実録」もやりたいところだが、一人だとどうしても限界がある。「改撰仙石家譜」みたいに数人でできるといいのだが…