馬場大輔の【エールを送れ!】 -296ページ目

半月板損傷の痛み

41歳、女性
ママさんバレーボール選手。
1年位前に右膝半月板切除手術を受ける。
その後左膝も半月板損傷と診断あり。
ドクターには左は温存しましょう、無理はしないようにとムンテラあり。
水がたまれば、抜くか、安静にしているかその繰り返しのようです。

今回は左膝痛で当院受診。
試合が2/14にある、何とかしたいとのこと。

ランジ動作にて屈曲40度付近でPAIN(+)
痛みは膝裏にある。

まずは陰陽交叉にて心経、陰ゲキ~霊道までで、ぺインスケール10→3
少海にて→2

今度は伸展テストにのっとって痛みの場所が膀胱経なので、中足骨付近をみても無効。
ではその陰経をと思い、本来は腎経なのだが、誤って胆径にアプローチ。
地五里、足臨泣に著名な圧痛があり、特に痛い足臨泣にて動作を確認すると
痛みは消失してしまいました。
勘違いとは恐ろしい。
しっかりと結果を出してしまいました。
最後はそこに色テープを張り終了。
中足骨間はどんな症状でも試してみる価値がありそうです。

肋骨の痛み

41歳 女性
くしゃみをした際、右あばら骨が痛くなり、整形外科受診。
レントゲン上、骨には異常がなかったとのこと。でも、奥のほうにあるかもしれないといわれたようです。

症状 右第8、9肋骨乳頭線上にTOP(+)、深呼吸にてPAIN(+)
    忙しかったので、細かい精査はせず
    ヒビでもはいっているのか、肋間筋の挫傷なのでしょうか、施術開始。


脾経か胃経か胆径かそこらへんで考えると、陰陽交叉では大腸経、肺経、心包経である。
まずは陰経の肺・心包経のゲキ穴である
孔最、ゲキ門から経絡上に圧痛点を求めるも無効。
次に大腸経へアプローチ。
大腸経では、手三里、合谷が特に反応するので、
手三里で試みると、呼吸痛はなくなりました。
そこに銀粒で終了しました。

この施術で痛みが治まるということは、くしゃみによる筋性の症状だったのでしょうね。
おもしろい。

第4腰椎の限局した痛み

15歳 中学3年生 女性
腰の痛み

主訴 長い時間椅子に座って勉強していると痛くなってくる(受験生)。

症状 第4腰椎に限局してpain(+)、top(+)、踵、仙骨部より殴打痛(-)
    動作痛(+)、特に後屈にて(+)
    MMTはn.p、N症状(-)
    一般的には腰椎分離s/oでしょう。

経絡テストの伸展制限部位から、右下腿、大腿、腸腰筋へ
モビリ→ホールドリラックス→反復収縮→ストレッチ→触圧覚刺激とアプローチにて
症状改善しました。
しかし翌日症状が戻ったとのこと。

左右の胃経の衝陽に圧痛、特に右が強かったのですが、
まずは左を押させて動作確認すると、痛みは↓
そこに黄色テープを貼布。
さらに圧痛の強かった右にアプローチすると、痛みは消失。
同じく黄色テープを張って終了とした。


基本的に姿勢が悪く、常に腹圧が抜けている感じ。
坐位姿勢も明らかに不良姿勢。
ADL上での注意もしているが、なかなか心には通じていなさそうです。
難しい年頃ですね。